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『毎日新聞』北海道版 2004年8月6日付 就任後初めて、札幌医大を視察――高橋知事 /北海道 高橋はるみ知事は5日、札幌医科大学(札幌市中央区)を訪れ、付属病院の 女性外来や保健医療学部の学生の実習などを視察した。高橋知事が同大を視察 するのは、就任後初めて。 女性外来は、女性患者が安心して診察が受けられるよう女性医師が担当して いる。同病院では03年4月に始まった。現在は、婦人科と外科、内科、皮膚 科、神経精神科の5科で行われている。婦人科外来診察室で、担当の藤井美穂 医師は「医師が女性ならと受診する患者さんも、男女は関係ないという患者さ んもいる。できれば、男性医師も入ったグループが望ましい」と説明した。 視察後行われた意見交換会では、今井浩三学長らが、同大が06年春の実現 を目指して検討を進めている法人化の必要性や、同大の知的財産の管理と活用 について報告し、今井学長は「なるべく早い時期に法人化したいのでよろしく お願いしたい」と協力を求めた。高橋知事は「同大の地域医療への貢献は重要 で、先端医療の研究も引き続き必要であり、私どもも検討している」と述べた。 【野本みどり】 |