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京都大病院の医療過誤訴訟、9000万円で和解成立


読売新聞ニュース速報

 京都大病院(京都市左京区)に交通事故で救急搬送された京都産業大2年生の
長男(当時20歳)が死亡したのは、担当医師が適切な措置を怠ったのが原因と
して、大津市内の両親が京都大を相手取り、慰謝料など総額約1億6000万円
の損害賠償を求めた訴訟があり、京都地裁で6日、京大側が両親に9000万円
を支払うことで、和解が成立した。

 訴状によると、長男は1999年1月29日午後11時ごろ、ミニバイクで車
に追突し、同病院に搬送された。診察した麻酔科の医師は頭部を検査したが、異
常なしと診断。約2時間後に帰宅させたが、長男は翌30日午前5時半ごろ死亡
した。

 地裁の鑑定で心臓の血管がつまったことが死因だったことが判明。鑑定は「適
切な措置を施していれば死は避けられた」と大学側の過失を示唆、地裁が和解を
勧告していた。

[2004-08-06-13:36]