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公文書収集に支障、国立公文書館の国機関復帰を注文へ


読売新聞ニュース速報

 内閣府独立行政法人評価委員会(委員長・大森彌千葉大教授)は4日、200
1年4月の制度導入時に独立行政法人に移行した国立公文書館について、国の付
属機関に戻すよう内閣府に求める方針を決めた。

 独立行政法人となったことで、公文書収集に支障が生じていると判断したため
だ。独立行政法人を以前の組織形態に戻した例はなく、実現すれば初のケースと
なる。

 評価委は、現在の国立公文書館の公文書収集について、「内閣府と各省庁が協
議して文書の移管計画を決めており、国立公文書館は、その計画を受け入れ、実
施しているに過ぎない」として、各省庁と直接、協議をしていた独立行政法人化
以前の形態の方が効率的だったと判断した。

 公文書のデータベース化などに関しても、「課題の多くは、独立行政法人とし
ての範ちゅうを超えている」と結論づけた。

[2004-08-05-03:08]