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新首都圏ネットワーク


『神奈川新聞』2004年8月4日付

横浜市大が概要説明会


 来年四月に地方独立行政法人化され、国際総合科学部を新設する横浜市立大
学(金沢区)の初の概要説明会が三日、同市中区の横浜赤レンガ倉庫ホールで
開かれた。大学側は個々の学生の将来計画(進路)に合わせたカリキュラム設
定とそれを支援するシステムを設けることや、全学生の共通教養として横浜の
歴史などを学ぶ「横浜学」を盛り込む方針を明らかにした。

 首都圏の高校や予備校などから校長、進路指導担当者ら約二百六十人が参加。
商・国際文化・理学の三学部を統合して誕生する国際総合科学部の「二年進級
時に正式なコースを選択」といった仕組みなどの説明を受けた。

 「国際都市の大学」とのスタンスから語学を重視し、三年進級時には「TO
EFL五百点以上」を絶対条件とすることや、指定校推薦にあたっては「本人
と扶養義務者がともに市内在住者であること」を出願資格条件として新たに加
える方針なども伝えられた。一芸に秀でたAO入試も積極実施していくという。