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『毎日新聞』神奈川版 2004年8月4日付 運営方針など説明会 独立法人移行に伴い初――横浜市大 /神奈川 来年4月に地方独立行政法人に移行する横浜市大の説明会が3日、同市中区 の赤レンガ倉庫で開かれた。教育関係者が対象で約260人が参加。学部再編 など大幅な改革が実施されるため、初めて開催された。 中田宏市長は「赤レンガ倉庫も横浜で最もにぎわう場所に変わった。市大も 国際的に認められるよう歩みを進めていく」とあいさつ。「(来年4月以降も) 市が後ろ盾なのは変わらないが、運営は独自で行える。自ら変わることが大切」 と改革の重要性を強調した。 説明会では、現行の商、国際文化、理3学部が統合する国際総合科学部の概 要や、大学の運営方針が説明された。教諭や予備校関係者からは、入試制度に ついての質問が目立った。 県立高校の男性教諭(48)は「詳細が決まっていない部分もあるが、変わ ろうとしていることの裏返しかも。ただ、生徒を送り出す立場としては少し心 配」と不安を述べた。別の男性教諭(39)は「考えていたより新しい市大の 骨格がはっきりしていた。改革の意欲も感じた」と評価していた。【渡辺創】 |