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『東京新聞』神奈川版 2004年8月4日付 『学生のための大学に』 来年4月独法化 横浜市大が概要説明会 来年四月に独立行政法人化し、現在の三学部(商・国際文化・理)を「国際 総合科学部」として統合するなどの改革を進める横浜市立大学が三日、高校の 進路指導担当者や進学塾関係者約二百六十人を招き、来年度の入試など新大学 の概要説明会を開いた。 大半が新設される国際総合科学部の理念や入試の説明に費やされた。中田宏 市長はあいさつで「教育」を重視する理念を語り、「学生のための大学を目指 す。多くの人に志願してもらうように伝えてほしい」と訴えた。 国際総合科学部の一般選抜募集人員は五百二十人。文系(国際教養学系、経 営科学系)、理系(理学系)、文系・理系共通に分かれ受験。志願者が十倍を 超えた場合はセンター試験の成績などによる第一次選抜を行う。二次選抜(二 月二十五、二十六日)は論文で、問題意識や理解力、表現力、論理的思考力な ど幅広く評価するとしている。 ほかに特別選抜で百三十人強を募集。推薦入試は指定校推薦で、これまでの 合格実績に基づき指定。新たに導入するアドミッション・オフィス(AO)入 試では、受験者の意欲や実現力をプレゼンテーションで評価する。 横浜市大は来年四月から独立行政法人化し、国際総合科学部(人間科学コー スなど七コース)、医学部(医学科、看護科)の二学部となる。 国際総合科学部は、「幅広い教養と高い専門的能力の育成を目指す実践的な 教育」をうたい、文系理系のコース変更も可能。三年次への進級にはTOEF L五百点以上を要件としている。 |