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『日本経済新聞』2004年7月28日付

国立大の産学共同研究、過去最高の8023件


 文部科学省は28日、2003年度の国立大学と企業の共同研究件数が8023件と過
去最高を更新したと発表した。前年度比18.6%増。分野別ではライフサイエン
スが最も多く2138件で3割増になった。産学連携ブームともいえる状況を受け、
急拡大が続いている。

 東京大学や京都大学など旧帝国大学勢と東京工業大学が全体の3割近くを占め
た。大学別トップは東大で543件。分野別ではライフサイエンスのほかナノテク
ノロジー(超微細技術)が1194件(34%増)、環境が1114件(23%増)、製造
技術が1130件(12%増)などとなっている。文科省は産学連携を推進するため
の技術移転の仕組みづくりや税制面での優遇措置などの効果が表れているとみ
ている。