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『日本経済新聞』中部版 2004年7月23日付

名古屋工業大が犬山市と産業、教育などで協力協定


 名古屋工業大学(名古屋市昭和区)は22日、愛知県犬山市との間で産業、文
化、教育、学術の4分野で協力協定を締結すると発表した。電子市役所の構築に
向けた共同研究や図書館の相互利用などを想定、幅広い協力関係を築く。名工
大が自治体と包括的な協定を結ぶのは初めて。

 名工大の松井信行学長と犬山市の石田芳弘市長が今月28日に協定書に調印、
協力する4分野の具体的な内容は今後の協議を経て決める。

 想定する協力事項は、犬山市が推進する電子市役所の構築技術の共同研究の
ほか、両者が開く一般向け生涯学習の講師相互派遣、名工大生の犬山市内企業
での就業体験など。

 今年4月の国立大法人化を契機に、中部の国立大の間では教育レベル向上や研
究費獲得を狙い自治体や企業との提携が相次いでおり、名工大は「今後も企業
を含め産官との包括的な協力関係を増やしていきたい」(総務部)としている。