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新首都圏ネットワーク


『中国新聞』2004年7月17日付

産学官の連携探る 呉でコーディネーター全国会議


 産学官連携コーディネーターの全国会議が十六日、呉市のビュー・ポートく
れで二日間の日程で始まった。全国約八十の大学と高専からコーディネーター
たち約二百人が参加し、意見交換した。

 中国経済産業局の奥村和夫局長が「産学官の連携が進めば、日本の産業力が
本当の意味で高まる」とあいさつ。文部科学省研究環境・産業連携課の鎌田俊
彦課長補佐が「産学官連携の今後のあり方」と題して話したほか、大学と企業
の代表も産学官連携による研究の成果を基調講演した。

 和歌山大や帯広畜産大、愛媛大のコーディネーターが事例報告をした後、九
グループに分かれ、国立大の法人化に伴っての共同研究や特許戦略、技術移転
などの課題について話し合った。十七日は東広島市の広島大で、十六日の意見
交換の成果発表や文部科学省の担当者の講評がある。