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LEC大通信課程「不認可」 地元同意欠く 設置審答申 朝日新聞ニュース速報 構造改革特区制度を利用した全国初の株式会社立大学「LEC東京リーガルマ インド大」(東京都千代田区)が、地元自治体の同意を得ないで通信教育の課 程を開設しようとしたとして、大学設置・学校法人審議会は15日、同大の通 信課程を不認可とするよう河村文部科学相に答申した。特区の制度上、同意が なければ開設を申請できないと判断した。 特区制度は自治体が国から認定を受ける仕組みで、同大は千代田区が国から認 められた特区計画によって今春に誕生した。同大は6月、文科省に対して来春 からの通信課程開設を申請。千代田区によると、大学側の説明は申請直前だっ たうえ、通信課程の実現には特区計画変更の検討が必要だとする区側と合意し ないままの申請だった。 区側は「経営内容を変更するときには協議するとの協定を結んでいるのに相談 がなく、裏切られた思いだ」と同大を批判。一方、大学側は「同意が必要とい う法律上の根拠はなく、通信課程の実施も認定された特区計画の範囲を超える 内容ではない」と主張している。 来春からの開設にはまだ審査の機会があるため、仮に区と大学側の合意が整え ば、予定通り開設できる可能性もある。 [2004-07-15-13:58] |