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首都大学東京の認可先送り 文科省、9月以降に結論


共同通信ニュース速報

 東京都が都立4大学を統廃合して来春開校を目指す「首都大学東
京」について、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は15日、
都が申請していた設置認可の可否の結論を先送りし、審査継続を決
めた。
 このため都が目指していた「7月認可」は不可能となり、結論は
9月以降になる。
 関係者は先送りの理由として、4大学から新大学の教員に就く
「就任承諾書」を提出した教員が、4月に都が申請した教員予定者
510人から485人に減ったことを挙げ、「審査の前提が崩れた」
としている。
 都大学管理本部は「審査で構想自体には問題がないと聞いている。
9月認可であればスケジュールに大きな影響はない」としている。
 都は、7月認可を見込んで大学院理学研究科と工学研究科の入試
を9月に実施する予定だったが延期する。学部受験生向けの説明会
は8月に予定通り実施するという。
 教員の就任承諾書は、都が7月2日に提出したが、都立大人文学
部を中心とする25人が「新大学では大学の自治や学問の自由が踏
みにじられる」などの理由で提出を拒否した。
                           (了)
[2004-07-15-13:35]