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新首都圏ネットワーク


大阪府立大統合など認可 首都大学東京は継続審査


朝日新聞ニュース速報

 大学設置・学校法人審議会は15日、大阪府立の3大学を統合する新しい「大
 阪府立大」と、広島県立の3大学を統合する「県立広島大」の来春からの開設
 を認めるよう河村文部科学相に答申した。一方、東京都立大などを廃止してつ
 くる「首都大学東京」については、継続して慎重に審査するため現段階での認
 可は見送った。

 審議会は、既存の大学の再編統合で新大学をつくるときの審査にあたっては、
 就任する教員が適格かどうかといった審査の一部を省くことができるため、通
 常の11月の答申より早い段階で答申を出す場合がある。4月末までに来春新
 設の申請があった公私立の大学・短大計15校のうち、大阪府立大と県立広島
 大がその対象となった。

 首都大学東京をめぐっては、都の方針に反発する都立大の教員らが新大学での
 教員就任承諾を保留するなど混乱した経緯がある。都は都立4大の教員485
 人の「就任承諾書」を取り付けて設置認可に必要な教員数を確保して早期認可
 に期待したが、審議会は慎重な審査を選んだ。

 答申の時期にかかわらず、11月答申までに認められれば、予定通り来春に開
 設でき
る。
[2004-07-15-13:34]