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『毎日新聞』東京版 2004年7月9日付 都レンジャー、1期生6人が出陣――石原知事や登山家・野口健さんら出席 都内の貴重で豊かな自然を守る都レンジャー(都自然保護員)の出陣式が8 日、檜原村の「檜原都民の森」三頭(みとう)大滝前で行われ、石原慎太郎知 事がレンジャー1期生の男女6人を激励した。6人は小笠原地域3人、多摩地 域3人に分かれ、国立公園などでの不法行為の防止や利用マナーの向上などに 取り組む。 出陣式には、登山家で都レンジャー名誉隊長の野口健さん、河村文夫・奥多 摩町長、坂本義次・檜原村長、観光客ら約100人が出席した。 代表の蜂須賀正行さん(41)が「自然公園の適正利用を進める現場主義の レンジャーとして活動する。貴重な自然を守り、次の世代に継承していけるよ うに全力で遂行することを誓う」と決意表明すると、石原知事は「四つの都立 大学を統合してつくる新大学に2年教程のレンジャー養成学校を創設し、日本 中の国立公園をカバーする人材を育てたい。その1期生として経験を積み、知 識、学識をつけてほしい」と激励した。 都によると、多摩地域では八王子市高尾山の自然公園管理センターを拠点に 奥多摩町、檜原村などを巡回するという。【吉野徹直】 |