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新首都圏ネットワーク


共同通信配信記事 2004年7月6日付

山口大が観光政策学科新設
国立大法人で初

 山口大(加藤紘学長)は6日、観光ビジネスが地域経済に貢献するとの視点
から経済学部に観光政策学科を新設すると発表した。観光を専門に研究する学
科開設は国立大法人では全国初という。

 山口大は東アジアの経済や社会、文化研究を重視する姿勢を打ち出しており、
今後東アジアからの観光客の増加が見込まれることや、国の「観光立国」政策
を受け、新設を決めた。

 定員は30人で、観光経済分析と観光コミュニケーションの2コースを開設
する。観光産業が地域経済にもたらす効果や開発が自然や生活環境に及ぼす影
響などを学び、新たに専門の教授らを招く予定。国の審査を経て2005年度
に開設する。

 加藤学長は「中国や朝鮮半島に近いという歴史や文化に富んだ立地条件を生
かし、大学の特徴づくりや地域の活性化のきっかけとしたい」と話している。