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『富山新聞』2004年6月22日付 県内３国立大、月内に新大学設置申請　再編統合の準備状況を県に報告 　富山県内国立大の改革等に関する懇談会の第六回小委員会（委員長・金岡祐 一富山国際大学長）は二十一日、富山市の県民会館で開かれ、富大、富山医薬 大、高岡短大の三学長が二〇〇五（平成十七）年十月の再編統合に向けた準備 状況を報告した。報告の中で、三大学は二十三日に富大で新大学創設準備協議 会を開いて新大学の構想を確認し、今月中に文部科学省へ設置申請を提出する ことを明らかにした。 　小委員会には委員七人と大学側から瀧澤弘富大学長、小野武年富山医薬大学 長、西頭徳三高岡短大学長らが出席し、中沖豊知事が「地域の意見や要望を踏 まえ、地域に信頼される大学を目指してほしい」とあいさつした。 　三学長は新たに創設される芸術文化学部（仮称）、人間発達科学部（同）の 概要や八学部の学科構成と研究内容、定員などについて報告、大学の名称につ いてはまだ一本化されていないとした。 　委員らは▽大学院での現職教員の再教育システム構想の具体化について、県 教委と連係を密にし、充実を図ってほしい▽芸術文化学部については、産学連 携や地域貢献を進めてほしい―。などと要望した。 　三大学による新大学の設置申請を受けた文科省の国立大学法人支援課は、審 議会の審査を経て十一月までに認可する見通し。