新首都圏ネットワーク |
『京都新聞』2004年6月8日付 京大院生らベンチャー企業を設立 高大連携支援へ取り組み 京都大教育学研究科の高見茂教授らは8日、授業の配信や高大連携支援に取 り組む新会社「関西教育考学」の設立を発表した。文系の大学発ベンチャーは 全国でも珍しく、国立大法人化後の外部資金獲得の拠点を目指す。 会社は、社長の同研究科修士課程1年、津田昌宏さんら大学院生2人で構成。 高見教授ら教員3人が技術顧問となる。資本金300万円。拠点は京大のベン チャー・ビジネス・ラボラトリー(京都市左京区)に置く。 授業を同時録画するシステムで配信用や補習用の教材を制作するほか、配信 などを希望する大学、高校間を結びつけるコーディネーターの役割もする。3 年後の目標売上高は1000万円。高見教授は「知の蓄積を社会還元したい」 と話す。 |