新首都圏ネットワーク |
東大ベンチャー投資ファンドに5億円出資へ 三井住友銀 朝日新聞ニュース速報 三井住友銀行は3日、東京大学が設立するベンチャー投資ファンドに5億円を 出資する方針を明らかにした。出資に加えて、企業設立手続きの指南や経営指 導、設備・運転資金の融資などを通じて包括的に「東大発ベンチャー」を支援 する。法人化を機に自前の収益源を確立したい大学側と、将来の大口取引先を 育てたい銀行側の思惑が一致した 。 東大が4月に設立したファンド運営会社「東京大学エッジキャピタル」は、金 融機関やメーカーから計80億〜120億円の出資を募ってファンドを設立す る計画を打ち出している。4月に東大のメーンバンクになった三井住友銀が第 1号出資者に名乗りを上げた。 東大は今後5年間で200社を目標にベンチャー企業を立ち上げる計画で、エ ッジキャピタルはその中から投資対象を選び、株式公開などで利益を得る。 三井住友銀の子会社SMBCキャピタルは7月にも、エッジキャピタルとは別 に、50億円の大学発ベンチャー投資ファンドを立ち上げる。成長期待が高い ベンチャーに対しては東大のファンドと協調出資するほか、株式公開に向けた 経営指導や1社当たり最大2億円の融資など、銀行独自のベンチャー支援を絡 ませて育成を図る。 [2004-06-04-06:22] |