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新首都圏ネットワーク


『日経産業新聞』2004年5月31日付

長崎大学付属病院、中堅医師に経営者教育――コスト意識徹底


 長崎大学医学部・歯学部付属病院は、中堅医師を「将来の院長候補」に育て
る独自の経営者養成プログラムを始める。今年4月の国立大学の独立行政法人化
への移行で、付属病院でもコスト削減や収益性向上などが問われていることに
対応する。「病院の生き残りをかけて、医療と経営の両方を熟知した人材育成」
(澄川耕二院長)に取り組む。

 同病院内で公募・選抜した40歳前後の中堅医師3人を6月1日付で経営戦略策定
や財務データ分析などを担当する「経営企画部」に配属する。3人の医師は経営
の実践を通じ、財務に関する知識など経営者として必要とされるノウハウを学
ぶ。