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教基法改正で中間報告へ 愛国心、宗教は両論併記


共同通信ニュース速報

 「与党・教育基本法改正に関する検討会」は2日、国会内で会合
を開き与党の幹事長、政調会長らで構成する上部機関の「与党・教
育基本法改正に関する協議会」に、これまでの議論に関する中間報
告をすることを決めた。
 保利耕輔座長は安倍晋三自民党幹事長らに、来週中の協議会開催
を要請。小泉純一郎首相にも同様に報告する予定。
 これまでの議論で、自民、公明両党は改正案は全面改正とするこ
とで一致。一方で、愛国心の扱いや宗教教育の在り方については、
両党間で隔たりが埋まらなかった。
 このため、中間報告では愛国心について「盛り込むべきだとの意
見と、必要ないとの意見がある」とした。宗教教育の在り方につい
ても、宗教的情操教育の必要を訴える自民党側と、「現行法の規定
で十分」とする公明党側の主張を併記することにした。
 一方、新たに規定すべき内容として(1)大学や大学院などの高
等教育(2)家庭教育の重要性(3)私立学校の振興策の充実(4)
教育振興基本計画の策定−−などを強調。また教員の資質向上や生
涯学習の推進なども盛り込む。
                           (了)
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[2004-06-02-21:20]