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『毎日新聞』東京版 2004年5月26日付

定例会、来月1日開会 副知事人事案など31件提案――都議会運営委 /東京


 都議会の議会運営委員会が25日開かれ、第2回定例会を6月1日に開会す
ることを決めた。会期は同16日までの16日間。初日に石原慎太郎知事が所
信表明を行い、6月8日に各会派の代表質問、9日に一般質問が行われる。石
原知事は4人目の副知事として大塚俊郎出納長(63)を選任する人事案を提
出するほか、条例案18件、契約案9件、事件案3件、専決1件の計31件の
議案を提出する。

 大塚氏のほか、浜渦武生副知事(56)と横山洋吉教育長(62)の再任、
大塚氏の後任出納長に桜井巌財務局長(58)を登用する人事案も提出する。
任期は、いずれも7月13日から4年間。

 主な条例案としては、来春の開学を目指す「首都大学東京」に関して、都公
立大学法人評価委員会条例など2件を新設する。評価委員会は、地方独立行政
法人法に基づき、都が設立する公立大学法人の業務の実績を評価する組織で、
経営や教育研究の学識経験者から7人以内の委員を知事が任命する。任期は2
年。

 また、公立大学法人の設立前に行う05年度入試は都が行うことから、入学
考査料を学部1万7000円、大学院3万円、入学料を都民14万1000円、
都民以外28万2000円とする条例案も提出する。いずれも、現行の都立大
学と同じ額。【大槻英二】(毎日新聞)