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『日本経済新聞』九州経済面 2004年5月19日付 九州工大、成果事業化狙い研究拠点を開設 　九州工業大学（北九州市、下村輝夫学長）は研究成果のビジネス化を意識し た研究センターを北九州学術研究都市内の同大大学院生命体工学研究科に開設 した。国立大学の法人化に伴い、産学連携を強化する狙い。 　センターの名称は「ヒューマンライフＩＴ開発センター」。プロジェクトご とに企業からの出資や国の資金を得て研究開発を進め、ベンチャービジネスの 起業や特許取得などを目指す。特許の利用料など、プロジェクトで得た利益の 最大7割を研究者や出資企業に還元する。 　当面取り組むのは(1)糖尿病などの診断に役立つ酵素チップの開発(2)カーナ ビや携帯電話などに応用する音声認識や画像処理の新技術開発(3)人工血管など のバイオマテリアルの開発――など四プロジェクト。