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新首都圏ネットワーク


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Academia e-Network Letter No 106 (2004.05.07 Fri)
http://letter.ac-net.org/04/05/07-106.php
ログ http://letter.ac-net.org/log.php

━┫AcNet Letter 106 目次┣━━━━━━━━━ 2004.05.07 ━━━━

【1】2004.4.22:「センター試験の出題者 今後は氏名公表!」
「つくる会」サイトより転載
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news_ct/ct_news_040422.html

 【1-1】柏村武昭議員:「永田町のラストサムライ逝く」2004.03.01 より
http://www.kashimura-takeaki.com/hitokoto/vol126.html

 【1-2】転載:柏村武昭参議院議員への辞職勧告文例
http://www1.jca.apc.org/aml/200405/39425.html

【2】緊急アピール世話人会からのニュース

 【2-1】「朝まで生テレビ」アンケートをテレビ朝日が中止 2004.5.7
http://ac-net.org/honor/doc/04506.html

 【2-2】 救援費用に関する事実経過と募金呼掛の改訂 2004.5.6
   http://ac-net.org/honor/doc/04504.html

 【2-3】署名とメッセージの集約と提出の日程について 2004.5.3
   http://ac-net.org/honor/doc/04503.php

【3】イラクで人質となった方々への敬意表明と激励の緊急アピー
ルへの賛同者メッセージ2026通より
───────────────────────────────

#(日本社会全体への挑戦にほかならない反日分子発言をしても国
会議員への辞職勧告【1-2】など気にもせず、いまだにイラクで人
質となって解放された人たちへのバッシングに余念がない柏村議員
は「若手議員の会」(古屋圭司議員会長)の積極的メンバーでもあ
る【1-1】。この会は、独立行政法人入試センターに圧力をかけ、4
月9 日に出題者の氏名公表を拒否したセンター長を4月16 日に再度
呼び、氏名公表を約束させたという【1】。

憲法が明白に否定する国粋主義を明言し、文字通り国家公務員法に
違反する議員が属する議員集団の圧力に入試センターが屈すること
は、大学関係者にとって大きな後退であるだけでなく、日本社会に
とって深い痛手である。独立行政法人入試センターの主務省として
文部科学省も氏名公表を迫ったそうだが、入試出題者氏名公表は
「違法若しくは不当な行為を容易にする」として、情報公開法から
除外されている。出題者の氏名公表は、入試センターの業務の基盤
を破壊することは自明であるが、それを知らずに文部科学省が迫る
とすれば主務省として失格である。しかし知っていて圧力をかけた
とすれば、文部科学省が国粋主義の議員集団の圧力に屈したことを
意味する。どう考えても後者であろう。今後の日本の教育の行く末
は暗澹たるものと言うべきである。

入試の出題委員の氏名公表ほど非常識なことはない。この圧力を退
けることは、世論にきちんと説明すれば誰でも納得し支持すること
である。文部科学省も入試センターも勇気を取りもどし、イラクの
人質だった人たちにバッシングを続けているような情けない人たち
の言うことなど退けてほしい。日本社会全体がそれを支持するはず
である。

文部科学省が国粋主義者の言うことに屈するかどうかは、前世紀前
半を少しでも思い出せば、日本社会全体の未来を左右することであ
ることがわかる。社会全体が注視しなければならないことである。)

━ AcNet Letter 106 【1】━━━━━━━━━━ 2004.05.07 ━━━━━━

「つくる会」サイトより転載
「センター試験の出題者 今後は氏名公表!」2004.4.22:

──────────────────────────────
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news_ct/ct_news_040422.html

「大学入試センター試験出題者の氏名公表問題をテーマに、去る4
月16日昼、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会(会長=古
屋圭司衆院議員)第4回総会が開かれ、荒川正昭同センター所長は、
(1)新たに任命する問題作成委員については公表する、(2)こ
れまでに任命した委員については本人の了解がとれた人から順次公
表していく、とする方策を発表しました。若手議員の会側はこの方
向を理解しましたが、公表を了解しない委員については、どのよう
な人なのか、随時、文書で報告するように求めました。

若手議員の会としては、今後は、歴史教育、同教科書、センター試
験の内容などについて詳しく取り上げて根本的な問題の解明・是正
がなされるように勉強していくことにしています。その一貫として、
全国の青年議員、女性議員と協力してシンポジウムを開催すること
も検討しています。」

─────────────────────────────
2004.4.13 若手議員の会 大学入試センターの後退に反論相次ぐ
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news_ct/ct_news_040413.html

「大学入試センター試験問題作成者の氏名公表について、去る4月
9日昼、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会(会長=古屋
圭司衆院議員)総会に出席した荒川正昭同センター所長は、「新た
に任命する問題作成委員については公表する方向で検討するが、現
在及び過去の委員については任命時に非公開としているので、その
公表は難しい」と述べました。これは2月の同総会で「委員の携わっ
た試験終了後に公開する」とした説明から大幅に後退したものです。
これ対して出席議員から反論が相次ぎ、インターネット情報をもと
に、左翼勢力のファックス攻勢などの圧力により同センターの見解
が変節したのではないかと追及しました。しかし、あいにく本会議
の開会時刻が迫って時間切れとなったことから、1週間後の4月16
日に再び総会を開催してこの問題を取り上げることになりました。」

──────────────────────────────
【1-1】柏村武昭議員:「永田町のラストサムライ逝く」2004.03.01
より
http://www.kashimura-takeaki.com/hitokoto/vol126.html
──────────────────────────────
・・・・・・
「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」

「26日(木)の「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」
(会長古谷圭司 衆議院議員)にでました。この日、文部科学省 
初等中等教育局審議官、教科書課長、独立行政法人 大学入試セン
ター副所長を招いて、(i)大学入試センター設問について(ii)その
他、教科書問題について話しました。

参加した議員が驚いたのはセンター試験の問題に慰安婦のことや南
京事件等が出題されたということで誰が問題を作ったのか?・・・
問題作成者の氏名は公表しないのかといったら、危険が及ぶことが
考えられるので公表はしませんというのです・・・冗談ではない!
名前が言えないようなことはおかしいのでは?・・・また試験問題
は誰がチェックしているのか?そのガイドラインといったものは果
たしてあるのかと意見続出でした。

私はこういう問題を出題して果たして国民や世論から波風が立たな
いであろうという感覚、バランス感覚の無さが問題では?と発言を
しました。・・・・・・」

──────────────────────────────
【1-2】転載:柏村武昭参議院議員への辞職勧告文例
http://www1.jca.apc.org/aml/200405/39425.html
──────────────────────────────

「参議院議員
柏村武昭様

4月26日に開かれた参院決算委員会で、柏村武昭参議院議員、あ
なたはイラクで武装抵抗グループに拘束された人たちに対して「自
衛隊イラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。仮にそうな
ら、そんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは強烈な不
快感を持たざるを得ない」と発言しました。

日本国憲法第14条[法の下の平等、貴族の禁止、栄典]には「(i)
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的
身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別
されない」、同第19条[思想及び良心の自由]には「思想及び良心
の自由は、これを侵してはならない」、同第21条[集会・結社・
表現の自由、通信の秘密]には「(i)集会、結社及び言論、出版その
他一切の表現の自由は、これを保障する」、同第98条[最高法規、
条約及び国際法規の遵守]には「(i)この憲法は、国の最高法規であっ
て、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の
行為の全部又は一部は、その効力を有しない」、同第99条[憲法
尊重擁護の義務]には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁
判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と
あります。

自衛隊のイラク派遣に反対することは、憲法第19条で保障された
思想及び良心の自由、同第21条で保障された言論、表現の自由に
属することです。柏村議員、あなたの「自衛隊イラク派遣に公然と
反対していた人もいるらしい。仮にそうなら、そんな反政府、反日
的分子のために血税を用いるのは強烈な不快感を持たざるを得ない」
という発言は、自衛隊のイラク派遣に反対するという思想、良心、
言論、表現の自由を行使した人間に対して差別することを公然と表
明したものであり、憲法第14条の「法の下の平等」に違反してい
ます。また同第19条で保障された思想及び良心の自由、同第21
条で保障された言論・表現の自由を侵害するものでもあります。そ
して憲法第99条で定められた国会議員の憲法を尊重し擁護する義
務にも違反しています。

さらには柏村議員、あなたは今回の憲法違反の発言について反省す
るどころか、自身のホームページにおいて「今回、ルールを破った
人達によって我々の血税が出て行くことは不愉快だと言ったのがい
けないでしょうかね」と開き直ったかのような発言をしています。
今回、イラクで武装抵抗勢力によって拘束された人たちのどこが
「ルールを破った」ことになるのでしょうか。最高法規、すなわち
最も大切なルールである憲法を破っているのは柏村議員、他ならぬ
あなたではないでしょうか。

以上のことから柏村議員、あなたは国会議員として相応しくありま
せん。よって辞職を勧告します。」

━ AcNet Letter 106 【2】━━━━━━━━━━ 2004.05.07 ━━━━━━

緊急アピール「イラクで人質になった方々の活動に敬意を表しこれ
らの方々への非難・中傷を直ちに止めるよう訴えます」世話人会
から

──────────────────────────────
【2-1】「朝まで生テレビ」アンケートをテレビ朝日が中止 2004.5.7
http://ac-net.org/honor/doc/04506.html
──────────────────────────────

「本日、世話人代表とテレビ朝日担当者との交渉の中で、公開質問
状発送後に賛同者から指摘があったアンケート集計システム上の不
備(*)を伝えましたところ、午後5時半にテレビ朝日より、関係
部署で検討しアンケート全部を中止することとなった旨の連絡があ
りました。公開質問状の他の質問事項については改めて回答をする
とも連絡を受けています。回答があり次第ご連絡いたします。

なお、確認しましたところ、アンケートのページはすでに閉鎖され
ておりました。テレビ朝日の誠意ある迅速な措置を評価したいと思
います。

最後に、アンケートシステムについて種々の問題点をご指摘を頂き
ました賛同者の方々に深く御礼申しあげます。

(*)設問(1)の選択肢に「ラジオボタン」が設定されているが、
「非難されて当然だ」という回答のボタンにあらかじめチェックが
入っているため、設問(2)のみへの回答の場合でも「非難されて当
然だ」に一票が加算される不備。」

──────────────────────────────
【2-2】 救援費用に関する事実経過と募金呼掛の改訂 2004.5.6
http://ac-net.org/honor/doc/04504.html
──────────────────────────────
平成16年5月5日(水)

緊急アピールに署名された皆様へ

代表世話人 醍醐 聡

■救援費用に関する事実経過■

このたび募金の呼びかけをしましたところ、賛同のご意見とともに、
政府の請求額に見合う募金を呼びかけるのは不当な請求を認めてし
まうことにならないか、裁判を起こしてでも請求の不当性を訴える
べきではないかといったご意見が寄せられました。こうした問題は
募金の呼びかけをするのに先だって、世話人(旧呼びかけ人)の間
でも種々議論したところですが、ご質問等を受けて、再度事実関係
の把握に努め、協議しました。その結果、把握できた事実経過をご
報告します。

調査結果の詳細は省かせていただきますが、これまでのところ政府
から3人の方々ならびにご家族に請求があったのは、ドバイー羽田
間の航空運賃代198万円であることが判明しました。このほか、
バグダッドードバイ間のチャーター機代も請求がされる予定と聞い
ていますが、金額は不詳です。

また、参考までに申し上げますと、この間、世話人会が3人の方々
の支援者に確認したところでは、3人のご家族がドバイまで出迎え
に行かれるにあたっては、外務省から航空運賃は自己負担になると
の事前確認があったのに対し、それを了解のうえで出かけられたと
のことでした。ただし、最近、郡山さんがテレビ出演のなかで話さ
れた帰国の経過によれば、人質から解放された方々はすでに入手し
ておられたチケットで帰国する意思をもっておられたにもかかわら
ず、外務省は別便に代えて帰国するよう要請したとのことです。

こうした経過からすれば、外務省が3人の方々に帰国便の運賃
を請求した経緯については不明な点があり、真相が明らかにされ
る必要があると思われます。

いずれにしても、政府の請求にどう対応するかは、当事者である3
人およびそのご家族が上記のような事実経過を踏まえ、関係者とも
協議のうえ判断される問題であって、私たち第三者が関与する問題
ではありません。むしろ、私たちは第三者の立場で上記のような救
援費用の請求の法的正当性について専門的見地から十分に検討する
必要があると考え、これらの問題を調査・研究していただける専門
家を募っているところです。

したがって、今の時点で3人およびそのご家族の意向を度外視して、
第三者が提訴を唱えることは、かえって3人およびそのご家族の精
神的負担を加重しかねない判断します。

■募金の目標額の修正■

こうした事実確認に基づいて、募金の目標額を当初掲げた260万
円から198万円と修正することにしました。

なお、ここでの「募金の目標額」はわが国政府が負うべき国家責任
を不問にして議論を3人の方々の自己責任にすりかえる行為への抗
議の意思を象徴する意味で掲げたものであり、その趣旨は、実状に
合わせて目標金額を修正しても何ら変わりがないことをご理解いた
だきたいと思います。

■呼びかけ文の一部修正■

募金の目標額と関連した救援費用に関する事実関係は上記の通りで
すが、私たちは、問題を法解釈論に狭めるのではなく、政府が3人
の方々が果たした国際的な人道支援の功績を正当に評価することな
く、国家責任を3人の方々の自己責任にすりかえて救援費用を請求
するという理不尽で非人道的な行為に踏み切ったことへの抗議の意
思を込めた募金の呼びかけであることをより明確にしたいと考えま
した。

そこで、そうした趣旨を明確にするよう、呼びかけ文を一部修正し
た次第です。

──────────────────────────────
ウェブでは: http://ac-net.org/honor/doc/yobikake2.html

2004年4月30日(5月4日改訂)

政府の『救援費用』請求に抗議し、高遠さん、郡山さん、今井さんを
サポ−トする募金を呼びかけます!

(中略)

■募金の名称■ 「高遠さん、郡山さん、今井さんをサポートする募金」

■募金の金額■ 一口 2,000円(分数口でも結構です)

■募金額の目標■ 198万円(政府が3人の方々に負担を求めることとしている
         「救援費用」のうち、現在までに判明している金額)

■募金の方法■
銀行口座振込 みずほ銀行本郷支店(店番号 075)      
 口座名義 「高遠さんらをサポートする会」
 (ATMで口座照会された場合は、「ダイゴ サトシ」と表示されます。) 
 口座番号 普通 2525838

郵便振替
 口座番号: 00150−0−296947
 加入者名: 高遠さんらをサポートする会

■募金の期間■ 4月30日〜5月21日(終了日は予定です。)

■募金の配分方法■
3人ならびにそのご家族の方々と呼びかけ人との協議により決定し
ます。なお、募金額が上記の目標額を超えた場合は、呼びかけ人の
協議により、3人の方々の救援に尽力されたご家族、支援者の経済
的負担の一助とさせていただきます。さらに残余がある場合は、イ
ラクへの人道支援に寄与する使途に充てさせていただきます。

■募金の会計報告■
募金の配分が終了した時点で報告しますが、その間も募金の進捗状
況を適宜、このWEBページで報告いたします。

呼びかけ人:「イラクから帰国された5人をサポートする会」
(通称:「高遠さんらをサポートする会」)

「会」の世話人は以下のとおりです。

市野川容孝(東京大学助教授) 山田広昭(東京大学教授)
小森陽一(東京大学教授) 小野塚知二(東京大学教授)  
樋口保成(神戸大学教授) 西村汎子(白梅大学短期大学名誉教授)
植田健男(名古屋大学教授)  山中 章(三重大学教授)
高橋文彦(関東学院大学教授)  久保 亨(信州大学教授)   
八木紀一郎(京都大学教授) 野中善政(宮崎大学助教授)
小川泰寛(北海道大学教授)  古茂田宏(一橋大学教授)
○醍醐 聰(東京大学教授)  野村剛史(東京大学教授) 

(○代表世話人)
──────────────────────────────
初版との異同は以下をご覧ください:
http://ac-net.org/honor/doc/yobikake-diff.doc

──────────────────────────────
【2-3】署名とメッセージの集約と提出の日程について 2004.5.3
http://ac-net.org/honor/doc/04503.php
──────────────────────────────
以下の日程で署名とメッセージを集約し、関係者に提出し報道発表
を予定しています。

5月8日(土) 署名の第1次集約

5月8日(土)・9日(日):
呼びかけ人がメッセージを人質となった方々へとどける。

5月10日(月)
12:00〜13:00:記者発表
署名数、募金額の中間発表
あわせて5人に届けた件とそのときの模様を紹介
13:00〜15:00
首相官邸、外務省、各党(国会控え室)、
北海道東京事務所回り
(なるべくマスコミに同行取材してもらう)     

5月21日(金):募金の締め切り。署名の第2次集約


━ AcNet Letter 106 【3】━━━━━━━━━━ 2004.05.07 ━━━━━━

イラクで人質となった方々への敬意表明と激励の緊急アピー
ルへの賛同者メッセージの紹介

──────────────────────────────
#(氏名公開の方も・・・としました、例外はありますが)

【3-1】[2007] 若い方々が、イラクの人々に対して本当の人道支
援をなされていることに、敬意を表したいと思います。そのような
行為に対して、非難する政府の姿勢に怒りさえ感じます。外務省に
抗議のメールをうちました。・・・・・・私も自衛隊に入り、国を
守りたいと考えていたことがありました。自分の命をかけて、自分
にかかわる人たちを守りたいと思ったのでした。今は、自衛隊に入
ることが、国を守り、人々を守ることになるか疑問に思っています
が、気概としては、今も同じです。命をかけてでもやるべきことは
あると思っています。それを非難することができるのでしょうか。
政府は、そういう人間になれと言ってきたのではないでしょうか。
それは、政府に従う人間にだけ通用するのでしょうか。私も今度の
ことで絶望したり、悲しい思いをしました。日本人って、もっとや
さしくなかったかなあ。仲間を大切にしたのではないかなあ。もっ
と暖かかったのではないかなあ。でも、絶望せず、やるべきことを
やり、力をあわせられる人間でいたいと思います。 (・・・・千葉
県/市川市)

──────────────────────────────
【3-2】[2003] 自己の良心に従い行動する中で今回のような被害に
あわれた方々が非難、中傷の的となることが理解できません。まし
てや、3 人の方々がなされていたことは国家や思想・信教を超えて
受け入れられるものだと考えます。私は今、職務として「ボランティ
ア」について中学生達に語りかける立場にあります。今回の件が
「自己責任」と言う造語によって糾弾され、否定されるのであれば、
自分の信念をもとに行動することの大切さを伝えることができなく
なります。「人道」=「人の道」を次世代に伝えることができなく
なります。激しい憤りを感じています。私にできることは目の前に
いる子ども達に伝えることと署名をすることしか浮かびませんが応
援しています。(・・・・東京都日野市/公立中学校教員)

──────────────────────────────
【3-3】[2002] 近年学校教育で推奨されている「ボランティア活
動」の胡散臭さが本当によく見えてきました。国家の都合のよいも
のだけが「ボランティア活動」だったのですね。これでは本当の教
育活動はできません。これからも本当の人類愛に根ざした活動をす
すめてください。(・・・・群馬県桐生市/教諭)

──────────────────────────────
【3-4】[1987] 今回のバッシングで海外の人々に、「日本には人
の痛みの分からない人間がこんなにたくさんいる」と言う事を知ら
しめてしまった。元々、決して良くない我々の評判が、更に落ちて
しまうことは必至であろう。バッシングについては様々な理由があ
るのだろうが、他人を思いやる気持ちや習慣が根付いていない日本
では、「海外の困窮する人々を救う」等と言う発想が理解できない
(そんな発想があることすら知らない)人々が多くいるのだろう。
電車でお年寄りに席を譲る事さえ出来ない人が多い現状を見れば納
得出来る。この一件について、海外在住の知人や日本に在住する外
国の友人に尋ねてみた。皆口を揃えて「このバッシングは理解でき
ない」と言っていた。ある友人は「日本人の質が落ちた」とさえ言っ
ていた。一体どうなってしまったのだろうか?テレビや新聞も、
ジャーナリストとしての誇りとプライドを持ってほしい。特に保守
系新聞の報道では、まるで三流ゴシップ雑誌の記事のようなコメン
トがあり、小学校の学級新聞でも、もっとまともな記事を書くので
は、と愕然としてしまった。海外のメディアから嘲笑をかっている
ことも自覚してほしい。あるジャーナリストの「紛争地帯では、
ジャーナリストが一人いるだけで虐殺を防ぐ事が出来る」と言う言
葉を思い出した。この言葉をバッシングに興じている人々も知るべ
きだろう。 (****・東京都)


──────────────────────────────
【3-5】[1973] ご苦労様です。「自己責任」などという意味不明
の日本語を使い、(誰も「非国民」といいたいのにその勇気がない
だけなのでは?)「フリー」のジャーナリストやNGOの活動家への
嫉妬を押し隠している大手企業マスコミの人間や、「無責任」の極
を示している政府与党関係者に反省を促すために、「人質」となっ
た方々とその家族とにあらゆる手段を使って賛同と敬意を表するこ
とが何より今必要とされていると思います。 (本橋 哲也・東京都
立大学/人文学部)


──────────────────────────────
【3-6】[1971] 今回の非難は、公安情報が意識的にリークされ、
週刊誌を中心にしたメディアがこれを拡大し、一種のキャンペーン
を展開したもので、全く許すことができません。こうした状況を許
してしまった「社会的な雰囲気」が問題ですし、それに載った政府・
与党の責任は重大ですが、これを押しとどめることができなかった
メディアの責任も忘れることはできません。

 特に、まだ人質の安全が明らかにならない段階であるにもかかわ
らず、元警察官僚などを使って「自己責任論」の口火を切らせ、自
衛隊撤退論を封じたテレビ朝日「サンデープロジェクト」の在り方
や、ニュース報道で、政府がほとんど何もできないのが明らかであ
り、報道する内容もほとんどないのに、アンマン−官邸−外務省な
どと毎回中継カメラを回し、あたかも政府が人質解放のための努力
をしているかのような印象を与える報道を繰り返したテレビ各局の
在り方も問題でした。

 今回の人質事件は、明らかに民衆のネットワークが彼らを救った
ものであり、日本の運動とイラク人民との連帯が深まったとも思い
ます。われわれはそこに確信と展望を持ち、既存のメディアの民主
的改革と、新しい民衆のメディアの創造に向かって行かなければな
らない、と強く思います。

 なお、日本ジャーナリスト会議のホームページ
(http://www.jcj.gr.jp/view.html)の拙稿、2004.4.12 「民衆の
メールが3人を助ける」および、2004.4.17「『日本人は三人の活
動を誇りに思うべきだ』」をご一読いただけば幸いです。
(丸山重威・関東学院大学法学部/マスコミュニケーション論/情
報と法政策)

──────────────────────────────
【3-7】[1969] 正義感を行動で表した少年 慈愛に人生をささげた
女性 こんな人を大の男どもがいじめるヘンな国日本。(****・
東京都)

──────────────────────────────
【3-8】[1960] ご苦労様でした。皆様の本来のご意思と実行力は
もとより、あの中で生き抜いてこられた力に敬意を表します。近代
国家の時代が終息に近づき、個人の力やネットの力が重要な時代で
すよね。今の“国家”はそれが無視できなくなっていることに苛立
ち、新しいパラダイムを受け入れられないのかもしれません。力ず
くで押さえ込む巨大国家の行動を制限するのも市民の力と信じて、
自分自身も行動を選択していくつもりです。今回の皆様のことも、
心の栄養にしながら。そんな力をくれた皆様に感謝!!(東京都/
医師)


──────────────────────────────
【3-9】[1951] 良識ある人々の批判の中で、日本人人質とその家
族に対する卑劣、陰険ないじめの本質が明らかになってきましたが、
まだ、その息の根を止めたとはいえません。国家権力、マスメディ
アの情報網を悪用し、また、それにやすやすと同調する一部の国民
がはんせん病患者たちをあのいわれなき差別に追い込み、日本を戦
争に追い込んだことを忘れるわけにはいきません。まだまだ、日本
国民は、権力者には寛大です。だからこそ、「自己責任」を強調し
た政治家が年金未納でも平然とし、「責任」をとろうともしないし、
アメリカのイラク人虐待もアメリカ軍を支援し、自衛隊を連合軍の
一員として派遣している日本政府にも責任があるのに、まったく無
関係という態度です。あれほどの人質いじめに参加した一部の人た
ちも政府与党やその政治家の責任は追及しようともしないのです。
今回の事件は、わたしたちにも日本という国の課題を明らかにした
ともいえましょう。(・・・・日本福祉教育専門学校/社会福祉士
養成科)

──────────────────────────────
【3-10】[1948] 3人の方々を心から尊敬します。 海外から3人
の方々を擁護する声が多くあがるのは、国際人道支援やジャーナリ
ズムの重要性を理解し、それに携わる人々に敬意を払っているから
でしょう。わが国ではその尊敬するべき人を、敬意どころか誹謗・
中傷しています。残念ですが、海外の方は”日本人は、国際貢献に
消極的”との印象をもったようです。 聞けば「自己責任」論がで
て以降、日本のNGOが活動しにくくなっているとか。みずからの
意思で国際貢献に携わる日本人の活動が、これ以上制限されてはな
らないと思います。(****・茨城県日立市)


──────────────────────────────
【3-11】[1942] 今回人質になった方々は、日本の宝です!!将来
のノーベル平和賞候補者だと言っても過言ではないと思います。今
回人質となった方々は日本のイメージを著しく改善して下さいまし
た。海外在住者として心より感謝いたします。・・・・・・(・・・
デンマーク在住/研究者)


──────────────────────────────
【3-12】[1938] おんなじ日本人として悪く言う人は許せないと思
います。こういう悪口に負けないでがんばってください。3人の皆
さんが、早く元気になることを祈っています。あなたたちは私たち
日本人の誇りです!自信を持ってください!(・・・長崎市/小学6
年生)


──────────────────────────────
【3-13】[1937] イラクに派遣されている自衛隊の方々も、ご苦労
なことだと思いますが、人質にされてしまった方々の、それぞれの
活動についても「ご苦労さん。いろいろ大変だったけど、生きて帰っ
てこられて良かったね。」というくらいのことは、政府をはじめ、
自己責任論を声高に言う国会議員諸氏も(内心は、いろいろな思い
があっても)、言うくらいの度量がなければ、本当にこの国の行方
はアブナイと私は痛切に思います。救出費用請求を口にしたり、海
外渡航について憲法に抵触するような法律を作ろうなどということ
を言い出す人物を国会議員に選んでしまっている私達(別に、私が
選んだわけではありませんが・・・)は、もう一度、本当の国際貢
献とは何か、自己責任とは何か、ということについて考えてみるこ
とが必要だと思います。それにしても、人質の方々やご家族の方々
の思想信条まで、執拗に調べて記事にするような週刊誌をはじめと
するマスコミには、猛省を促したい。(・・・岐阜県/教員)


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【3-14】[1936] 私は高齢者や障害者の生活を支援する仕事に携わっ
ています。戦争は弱いものへしわ寄せをし、新たに障害者を作り出
します。その戦争を一刻でも早く終わらせ、少しでも戦争による弱
者を救おうとした若いエネルギーに対しては激励・賞賛を表すべき
です。それどころかみずみずしい感性を引きちぎるような中傷には
憤りすら覚えます。私の友人の法学者(在米留学中)も、海外から
見てたいへん恥ずかしいと述懐しております。どうぞ高遠さん、郡
山さん、今井さん、胸をはってイラクでの経験を語り伝えてくださ
い。たくさんの障害者、子供たちがまっすぐな目で確りと受け止め
ています。(・・・・熊本県熊本市/介護事業者・NPO法人理事)


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【3-15】[1929] 日本での残念な報道については予想通りであった。
しかし、予想はしていても「今回こそは」と期待してしまう。そし
て、やはり、また、予想は悪い方向に裏切られた。哀しみ、寂しさ、
恥ずかしさ、怒り、無念、諦観などのさまざまな思いを感じる。同
じ大陸でイラクとつながっている国と、間に海をはさんでいる国
(米・英・日など)とでは、今回の戦争およびイラク人に対する意
識の差異をひしひしと感じる。署名等には一切答えない主義にして
いますが、今回は、人質になられた方々に同じ邦人として激励の気
持ちをどうしても呼びかけたく思い、メッセージを送らせていただ
きます。(ロマネスク 石飛・フランス・パリ市5区/シンガー)

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