新首都圏ネットワーク |
『四国新聞』2004年4月27日付 法人化後の大学像に学生の声を反映 香川大学(木村好次学長)は国立大学法人化後の新しい大学像を学生ととも に確立させようと、大学の課題について学生と教職員が意見交換する「フレン ドリー・ナイトスポット」を四月から毎月一回開く。法人化を機に学生の声を より一層、大学運営に反映する考えで、学生とざっくばらんに話し合い、交流 を深めることで大学の方向性を見いだしていく。 二十六日午後六時から第一回の集会を実施し、約八十人の学生と教職員合わ せて約百人が出席。木村学長の講話と学生との質疑を行った。 木村学長は四月にスタートした法人化について「地方の国立大は均質的であ るべきという考え方から、もっと個性を持てというふうに変わった」と説明。 「香川大はどうあるべきなのか。それを考えるのは学生であり、声を大に言っ てほしい」と呼び掛けた。 意見交換では、学部をまたいだ単位履修の規定や学部間の連携、老朽化した 施設の改善など学生が日常に感じている要望や不満を直言。該当する学部の教 職員は次々に返答に追われ、活発なやりとりが続いた。学生には「大学に変わっ てほしいこと」「一番嫌なこと」などのアンケート用紙も配布された。 二回目以降は学生にも実行委員として企画運営への参加を求める。 |