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新首都圏ネットワーク

2004年4月5日付け東京新聞掲載記事で福島大教職組が抗議

he-forumu会員の皆様
福島大学教職員組合の書記をしている佐々木と申します。
4月5日付け東京新聞記事「教授にもタイムカード!?国立大 裁量労働制の
功罪」の記事全文がhe-forumuに紹介になり、その中に福島大学に関して2箇所にわたり
「福島大学人事課」のコメントととして引用されました。
なお、福島大学に「人事課」は存在しませんが
1、教員自身を過労から守る手段なので、タイムカードやICカードの導入もある 
2、裁量労働制はコスト削減が狙い。今まで以上の成果をあげなければ教員の削減
  もありうると明言する。
というものです。また、この記事は4月9日付け河北新報にも全く同じものが掲載にな
りました。記事を見た多くの組合員の方からこれが大学の公式見解か、との抗議の声が
よせられました。しかし、この記事は大学当局がこれまで公式な場でなされてきた説明
とも大きく食い違うものであり、本学の教員にとっても見過ごす事のできない重要な問
題を含むことから、本組合は4月12日学長宛に「東京新聞のホームページ記事について」
の要望書を提出、大学当局の説明を求めました。これに対し16日、庶務課長から夕方回
答があり
4月16日庶務課長が電話で記事を書いた記者と話した。
記者の話では、電話で人事課をお願いしますと言ってつないでもらった。しかし話した
相手が誰なのかは確認していない。記事で書いた事は確かに言ったはずだ。
というものでした。
また、庶務課長から記者に対し、「取材を受けた時期は、検討過程であったため大学の
方針であるかのように言うはずがない。混乱をまねくような記事はやめて欲しい」
と言った。また、記事の内容について、言った言わないのやり取りがあったが平行線で
あった。今後につて、大学としては、更なる抗議は考えていない。との回答でした。
組合からは、説明の場で東京新聞に独自に抗議文を出す予定である事を伝えました。
この説明を受け、組合は4月23日4月5日付け『東京新聞』掲載記事に対する抗議および
質問を中日新聞東京本社へ送付しました。
以上が今回の記事に対する事実経過で、組合は学長交渉の場で裁量労働制について成果
主義の導入にはつなげないことを確約しております。

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福島大学教職員組合 mikio.sasaki@mc4.seikyou.ne.jp