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新首都圏ネットワーク


旧国立大が化学研究で連携 若手の人材育成目指し


共同通信ニュース速報

 東京大や九州大など6つの旧国立大で化学を専攻する研究組織が、
人の交流や情報交換を積極的に進めて若手研究者を育成しようと
「21世紀COE化学系ネットワーク」を15日発足させた。
 参加したのは、ほかに北海道大、東北大、京都大、大阪大。CO
Eは各分野ごとに研究レベルが高いと評価され、大学内に設置され
る研究拠点。大学のCOEが連携するのは初めてという。
 同ネットワークは化学の立場から生命科学やナノテクノロジーを
重点的に研究する組織で構成。博士課程の学生を夏休みに交換した
り、合同シンポジウムや共同研究を進めたりして、スムーズな情報
交換を目指す。
 岩沢康裕東大教授は「法人化によって国立大学は個々の組織に分
断されたが、大学間の壁を低くして研究を深められるようサポート
したい」と話している。                (了)
20040415 164213
[2004-04-15-16:45]