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新首都圏ネットワーク


『読売新聞』2004年4月12日付

東大が法人化で独自の資産運用、国債90億円購入へ


 東京大は12日、国立大の法人化で定期預貯金以外の資産運用が可能になっ
たことを受けて、学内の資金90億円で国債を購入して長期運用すると発表し
た。

 国立大は、法人化で国からの予算以外に外部資金も集めやすくなった。東大
では従来、余った資金を各学部でバラバラに金融機関に預けていたが、法人化
を機にこれを集約し、一括管理することにした。

 国立大学法人法は"財テク"の手法を、元金が保証された国債か預貯金、金銭
信託などに限定しており、東大は「最も利率が高く、安全性の高い」国債を選
んだ。運用期間は最長5年で、期間も何種類かに分けて、リスクを分散させる
という。