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新首都圏ネットワーク

秋田さきがけ新報オンライン2004年4月1日

■国際教養大が開学/秋田大の独立法人化もスタート

 公立大学法人国際教養大学(雄和町)が1日、開学した。地方独立行政法人制
度に基づく公立大学法人の全国第1号。同日の臨時県議会での同法人の中期目標
議決を受け、世界に通じる人材の育成を目指す大学が始動する。一方、秋田大も
同日、国の直轄から離れて独立した法人格を有する「国立大学法人秋田大学」と
して新たなスタートを切った。

●中嶋学長が職員に辞令交付/国際教養大

 国際教養大では同日、学長室で辞令交付が行われ、中嶋嶺雄学長が29人(2
人欠席)の専任教員と38人の職員一人ひとりに声を掛け、辞令を手渡した。

 引き続き、中嶋学長は同大講堂で教職員を前に訓示。「今日は忘れることので
きない、歴史的な日となった。多くの県民、そして全国の関心を集めている。そ
の期待に応えることができるかは、みなさんの努力にかかっている」などと英語
で語った。

 同大での開学行事に先立ち、中嶋学長は県庁で寺田典城知事から公立大学法人
の理事長の辞令を受け取った。同制度では理事長が学長となることが定められて
おり、中嶋氏が正式に同大の学長となった。

●プレート除幕、新たな船出/秋田大

 秋田大では同日、秋田市の手形キャンパスで、三浦亮学長が辞令交付に臨み
「今までの大学と同じことをやっていたのでは、国民やわれわれの最大の応援団
である県民からも納得は得られない。本学をさらに充実、発展させるために何を
なすべきか常によりよい方策を考えつつ、諸課題に誠実に対応していきたい」と
訓示した。

 辞令交付に先立ち、同キャンパス本部玄関では、三浦学長らが「国立大学法人
 秋田大学本部」と書かれた真新しいプレートの除幕を行い、新たなスタートを
祝った。

 法人化に伴い、教職員の身分は従来の国家公務員から国立大学法人秋田大学の
職員となるため、この日は教職員1311人全員と新規採用74人に辞令が交付
された。


<写真上:辞令交付を終え教職員に訓示する中嶋学長=国際教養大キャンパス講
堂>
<写真下:秋田大本部玄関に取り付けられた看板の除幕を行う三浦学長ら(右か
ら3番目)ら=秋田大学>
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20040401p
(2004/04/01 21:48)