トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク


共同通信配信記事 2004年3月18日付

北見工大、全教員に任期制
 独立行政法人化に合わせ

 北見工業大学(北海道北見市、常本秀幸学長)は、4月からすべての教員に
任期制を導入する方針を18日までに決めた。文部科学省によると、任期制を
一部で導入している大学はあるが、全教員を対象とするのは異例。独立行政法
人化で、優れた教員を確保するのが狙い。

 大学によると、任期は採用後、教授から助手まで一律5年間。その後、教授
と助教授は5年ごとに再任するかどうかを審査。講師、助手は3年後に審査す
るが、再任は1回までで、2回目で昇進できなければ、原則退職という厳しい
内容となっている。

 任期制の導入は教員の同意が必要なため今後、大学側が話し合いを進める。
常本学長は「教育の質の向上、研究の活性化のため緊張感ある大学づくりを進
めたい」と話している。

 同大学の教員は教授、助教授が119人、講師、助手は33人の計152人。