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『京都新聞』2004年3月17日付 京都大が「総長特別顧問」を新設 前オムロン副社長・平井紀夫氏が就任 京都大は17日、総長に直属する「総長特別顧問」を4月1日に新設し、前 オムロン副社長の平井紀夫氏(63)=写真=が就任する、と発表した。人事、労 務を担当する。 国立大は4月からの法人化に伴い、民間企業と同様に、教職員に労働基準法 などの労働三法が適用される。このため、オムロンで一貫して人事畑を歩んだ 平井氏に労務、人事政策についてアドバイスしてもらう。非常勤で任期は4月 1日から2005年9月末まで。 平井氏は京大文学部卒。1965年に立石電機(現オムロン)に入社し、人 事総本部長などを歴任、93年から03年6月まで副社長を務めた。現在、同 社特別顧問。 また京大は「産学官連携ポリシー」を発表した。法人化後の産官学連携のあ るべき姿について、塩田浩平総長補佐らでつくる学内ワーキンググループがま とめた提言。 大学の研究成果を生かした起業の推進などのため、総長直属の「国際イノベー ション機構」や、産学連携を推進するための基金「京大ファンド」の設立など の必要性を指摘している。 |