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『日本経済新聞』2004年3月14日付

東大が100億円規模のベンチャーファンド設立


 東京大学は年内に100億円規模のベンチャーファンド(基金)を設立するとと
もに、ファンド運営会社の社長に東京海上キャピタル(東京・千代田)の山本
悟社長(46)を迎えることを決めた。大学が関係するファンドでは最大規模。
民間ファンドのノウハウを取り入れながら大学の技術を活用するベンチャー企
業に投資、上場などで得る株式売却益を大学の研究資金に還流させる。

 4月の国立大学の法人化と同時にファンドを運営するベンチャーキャピタル
(VC)「東京大学エッジキャピタル」(仮称)を設立する。資本金は1000万
円。この段階で山本氏が社長に就く。山本氏は東京海上キャピタルの社長を退
く。新会社は東大の研究者全体の利益追求を目的とする中間法人を株主にし、
大学との一体性を保つ。