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『徳島新聞』2004年3月6日付 経営担当の理事に阿波銀行・北島氏　法人化後の徳大 　四月に国立大学法人に移行する徳島大学は五日、大学の新しい最高議決機関 となる役員会の理事と、経営事項を審議する経営協議会の学外委員を発表した。 理事五人のうち、経営担当に学外から阿波銀行リスク管理部長の北島久氏（56） を迎え、経営の強化を図る。 　国立大学法人法では、理事のうち一人以上と、経営協議会の半数を学外から 起用することが定められている。記者会見した青野敏博学長は、北島氏の起用 について「法人化で大学経営は厳しくなる。北島氏は経費節減や外部資金の導 入などで豊富な経験を持っている」と話した。 　北島氏は一九七一年、神戸大学経済学部卒。同年、阿波銀行に入行し人事部 研修課長、岡山支店長、証券国際部長などを務め、二〇〇〇年から現職。徳島 大理事の就任に伴い、今月末で同行を退職する。 　北島氏以外の理事は、現副学長の黒田泰弘（総務担当）川上博（教育担当） 渋谷雅之（研究担当）の三氏と、文部科学省の中村廣志氏（管理担当）。五人 とも任期は〇六年一月九日まで。 　経営協議会の委員は学内の七人を含む十四人。学外の学識経験者は飯泉嘉門 （県知事）植田貴世子（ステラ社長）近藤耕三（四国電力会長）齋藤史郎（前 徳島大学長）坂田雄幸（徳島新聞社長）松尾敬次（弁護士）山下直家（阿波銀 行会長）の七氏。