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新首都圏ネットワーク


2004年2月29日(日)「しんぶん赤旗」

これでいいのか石原「改革」
都立4大学問題で集会
東京

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 石原東京都政がごり押しする都立四大学廃止・「新大学」計画の問題を考える集会「東京都
の教育『改革』でいま起こっていること これでいいのか? 都立の大学『改革』」が二十八
日、千代田区の日比谷公会堂で開かれ、千八百人を超える人たちが参加しました。主催は大学
関係者や都民でつくる「都立の大学を考える都民の会」。

 集会は、日本音楽家ユニオン東京都交響楽団の演奏で開会し、清水誠都立大学名誉教授が主
催者を代表しあいさつ。

 「会」の岩崎亘典さんが経過を報告。人見剛都立大学図書館長、湯浅三郎都立科学技術大学
教授、小柴共一都立大学教授らが、都が教員に提出を迫っている「意思確認書」に、都立大の
六割の教員が提出していないと紹介。「都はわれわれに議論させない秘密主義。個性的な大学
がなくなってしまう」として、「首都東京に誇れる立派な大学をつくりたい」とのべました。

 集会では、各分野の人々がリレートークに立ち、石原都政の教育、福祉、医療切り捨てを厳
しく批判し、五十嵐仁法政大学教授は「自治・自由・民主主義を求める都民の意気込みを知事
に知らせよう」と訴え。小森陽一東京大学教授、金子勝慶応大学教授、池上洋通自治体問題研
究所主任研究員がコメントしました。

 集会は「都民のための大学を実現するため、積極的に私たちの声を届けましょう」とするア
ピールを採択しました。