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新首都圏ネットワーク


『上毛新聞』2004年2月3日付

存続を求め文科省に陳情 教育学部を残す会


 「群馬に教育学部を残す会」(坂西輝雄代表)は二日、文部科学省に群馬大
教育学部の存続を求める陳情を行った。

 同会は存続を要望する署名活動などを行い、二十万人の署名を集めた。文科
省への陳情は今回で二回目。

 統合問題は、昨年就任した群馬大の鈴木守学長が「署名の声を十分反映して
話し合いを進める」という方針を打ち出しているほか、埼玉大の田隅三生・次
期学長も目前に迫った法人化の問題を優先し、統合は棚上げするとしている。

 このため同会は再度、文科省に教育学部存続を陳情した。同日は前橋市の関
根洋道収入役も市長の要望書を持参した。

 文科省の遠藤純一郎高等教育局長は「学長が替わって、統合問題も仕切り直
しだと思う。大学にとって、地元にとって何がよいかという観点で検討すべき」
と話していた。