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新首都圏ネットワーク


asahi.com 2004年2月7日付

「首都大学東京」初代学長、西沢潤一氏に打診 近く内定


 05年に開学する首都大学東京の初代学長として、東京都が岩手県立大の西
沢潤一学長に就任を打診していることが7日、分かった。西沢氏も「教育を立
て直すために決心した」と内諾しており、都は近く岩手県側と調整したうえで、
今月中にも内定する方針だ。

 首都大学東京は東京都立大など都立4大学を廃止して、来年4月に開設され
る。西沢氏は01年から、都立大学の改革などを検討するために都がつくった
「大学運営諮問会議」の会長で、新大学の構想づくりに携わった。

 石原慎太郎都知事は6日の記者会見で、「学長については、大学教育に熱意
と見識を持って、皆さんにも心から納得していただける素晴らしい方にお願い
しております」と話していた。

 西沢氏は東北大学長を退いた後、98年4月に岩手県立大の学長に就任。半
導体や光通信の世界的権威で、「ミスター半導体」のニックネームも持ってい
る。02年5月からは日本工学アカデミーの会長を務めている。