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『読売新聞』2004年2月4日付 TOEFL得点、卒業の条件にノ実学重視の都立新大学 来春開校する都立の新大学について、東京都は3日、英語能力試験「TOE FL」の得点を卒業の条件にすることを決めた。在学中に企業などで就業体験 する「インターンシップ」も義務付ける。大学の特色として打ち出している 「実学重視」を鮮明にするもので、都によると、大学が全学生を対象にこうし た取り組みを行うのは全国で初めて。 TOEFLは、北米などの教育機関が留学生の選考に採用している試験。新 大学では、入学直後や学期末などに受験させ、高得点の学生は英語の履修を免 除する。得点の低い学生については、外部から招いた語学講師らによる授業で レベルアップを図り、在学中に一定の得点に達しなければ卒業を認めない方針 だ。 インターンシップの受け入れ先は企業のほか、病院やNGO(民間活動団体) も想定しており、大学が紹介するが、自分で探すこともできる。期間は、コー スによって数日から数か月と幅を持たせる。都大学管理本部では「社会の要請 にこたえる人材を育てるために必要」としている。 新大学は、都立大、科学技術大、保健科学大、短大の都立4大学を統合する 形で新設される総合大学。 |