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国立大教員の給与、削減対象外に…文科省方針


読売新聞ニュース速報

 今年4月の国立大法人化に伴う大学予算(運営費交付金)の算定ルールについ
 て、文部科学省は27日、大学に最低限必要な専任教員分の給与費などを削減
 対象から外す方針を固めた。

 これにより、教育研究費の削減幅は相当程度、縮小される見通しとなった。財
 務省と最終調整した上で、各大学に通知する。

 財務省は当初、国立大の予算について、昨年10月にできた独立行政法人並み
 に、一般管理費で3%、教育研究費で1%を、毎年削減する案を示していたが、
 国立大の反発を受け、一般管理費の削減割合を1%とすることで文科省と合意。
 教育研究費についても、大学設置基準に定める専任教員の給与費などを削減対
 象から外し、実質的に削減割合が1%未満となるようにした。一方、教育研究
 施設の新設などにニーズが生まれた場合には、「特別研究経費」として増額で
 きる仕組みを設けたほか、付属病院の増収分や寄付金などで外部資金を得た場
 合にも、予算は削らないことにした。

[2004-01-28-03:11]