トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク


「学長返上」総会でも採択 予算削減案に国大協


共同通信ニュース速報

 来春、法人化する国立大に国から交付する予算を二○○五年度以
降、毎年削減する方向で検討が進んでいる問題で、国立大学協会(
会長・佐々木毅東大学長)は十一日、東京都内で臨時総会を開催。
河村建夫文部科学相あてに国大協の理事会が九日に提出した「学長
の指名返上も念頭に置く」との要望書を総会としても全会一致で採
択、方針の見直しを求めた。
 各学長からは「○五年度以降のことを法人化前の今、決める必要
はない」などと反発が相次いだ。
 国大協執行部は、財務省から減収分を補う策として、授業料や入
学金などの「学生納付金」が増加することを見込んだ案が示された
と説明。しかし、この案では学費の値上げになることから「地方大
が値上げすれば学生が集まらなくなる」(佐賀大)と批判の声が上
がった。
(了)
[2003-12-11-19:10]