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新首都圏ネットワーク


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Academia e-Network Letter No 39 (2003.12.10 Wed)
http://letter.ac-net.org/03/12/10-39.php

━┫AcNet Letter 39 目次┣━━━━━━━━━ 2003.12.10 ━━━━

【1】国立大学協会から文部科学省への要望書
http://www.shutoken-net.jp/web031208_7kokudaikyo.html

 【1-1】予算削減に「学長返上も辞さず」 国大協が文科省に反発
共同通信2003.12.8
http://www.shutoken-net.jp/web031208_6kyodo.html

【2】都立大学をめぐる動き

 【2-1】都の新大学構想に注文 都立大側、独自案提示へ 12/8
東京新聞2003.12.8
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20031208/mng_____sya_____007.shtml

 【2-2】「東京都大学管理本部の情報操作に対する抗議声明」
(署名期間11/30-12/3)についての都立大学史学OB会事務局報告12/8 より

 【2-3】自由法曹団東京支部支部長から文部科学大臣への公開質問状12/8
http://www5.ocn.ne.jp/~union-mu/jiyuhosodanshitsumonjo12.8.htm

 【2-4】都立大学「大学改革の現況と本学の取り組みについて」12/3
   説明会概況 #(総長説明の詳細な記録)
http://www5.ocn.ne.jp/~union-mu/sochosetsumeikai12.3.htm

 【2-5】「都立大問題FAQ」 より:院生と管理本部の対話 
管理本部「大学管理本部が保障します。」
院生 「管理本部が保障するのでは信用できません。」
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/~jok/kiki-p.html#kanri-1

【3】横浜市立大学を巡る動き

 【3-1】横浜市議会大学教育委員会(2003.12.1)傍聴記録
横浜市立大学教員組合
http://homepage3.nifty.com/ycukumiai/shiryo/k031201-1.pdf

 【3-2】「横浜市立大学の新たな大学像」に反対し小川学長の責任を問う声明
http://www2.big.or.jp/~yabuki/index-ycu.htm
PDF版: カメリア通信 No 9 2003.12.5

【4】立命館大で不戦のつどい、平和への誓い新たに(京都)(12/9)
読売教育メール
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/07a/20031209wm04.htm

【5】サマーワでの被曝問題
「米国が隠すイラク戦争」のビデオとCDが勝手に広がるキャンペーン
http://www.jcan.net/tanpoposya/iraq_cdvdo.htm

【6】JANJAN 2003.12.9 あなたも行動できます!対イラク戦争
http://www.janjan.jp/government/0312/0312059125/1.php


━ AcNet Letter 39 【2】━━━━━━━━━━ 2003.12.10 ━━━━━━

都立大学をめぐる動き

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【2-1】都の新大学構想に注文 都立大側、独自案提示へ 12/8
東京新聞2003.12.8
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20031208/mng_____sya_____007.shtml
───────────────────────────────
【2-2】「東京都大学管理本部の情報操作に対する抗議声明」
(署名期間11/30-12/3)についての都立大学史学OB会事務局報告12/8 より
声明文:http://letter.ac-net.org/03/12/01-35.php
───────────────────────────────

「 ・・・・・・
 抗議声明への最終的な署名賛同者数は、以下の通りとなりました。

   史学O B 会: 54名
   一般賛同者:178名   計: 232名

・・・・・・

 みなさまからご署名をいただきました抗議声明は、12月5日にOB
会事務局5名で、都庁大学管理本部に提出して参りました。また、
都庁記者クラブのマスコミ計22 社のポストに、幹事社の許可を得
て、声明文の写しをポスティングいたしました。

 抗議声明を提出する際に、大学管理本部副参事及び係長の二名と、
2時間弱にわたる会談を持つことができました。概要については、
以下にまとめましたのでご一読ください。

=========================

Q1)この「『新しい大学の構想』に至る検討の経緯とその後の経過」
のHPは、大学管理本部の責任の下に作成されたのか。
A1)その通り。

Q2)このページの内容を読むと、大学管理本部には一切の非はなく、
都立大学人文学部に問題があるように受け止められる。これはおか
しくないか?
A2)都立大学人文学部に問題があるというようなことは記載してい
ない。事実を箇条書きにしただけ。

Q3)確かに事実かもしれないが、改革の流れを示す際に、一部の事
実を切り取って提示すれば、誤った像になる危険性があることくら
い分かるはずだ。たとえば、7月31日までの検討体制に大学管理本
部が加わっていたことを記載していない。
A3)こちらで重要と思われる事実をピックアップして、淡々と示し
た。全ての情報を入れると煩雑になり、誰も理解できなくなる。

Q4)今次、都立の大学改革問題において、大学管理本部の非はない
と思っているのか。
A4)こちらで作成するページ内容の中で、自己否定をすることはで
きない。こちらの認識に基づいて内容を構成した。

Q5)それで行政の中立性が保たれていると言えるのか。
A5)・・・

Q6)「都立大学等の動き」においては、明らかな誤りがある。これ
は直ちに訂正していただきたい。
A6)(8月29日学長意見聴取と、3大学が教授会で賛意を表明したと
する件。こちらから説明した結果、誤りであることを認めていただく。)

Q7)「都立大学等の動き」において、各所から出ている抗議声明を
一切記さず、総長と都立大人文学部の声明のみ記すのは何故か。
A7)都立大総長、三大学学長、都立大人文学部教授会などは、都に
所属する公の立場にある人たち。その人たちの意見表明は非常に重
くとらえているため。任意の団体から出されるものとは異なる。

Q8)そうであるならば、任意団体が開催した「緊急シンポジウム」
を記載するのは何故か。情報の取捨選択が恣意的と見られても仕方
がないのではないか。
A8)確かにそうかもしれない。検討する。

==========================

以上のやりとりを通じて、大学管理本部の方には、誤った記載があっ
たこと、情報の取捨選択に恣意的と見受けられる点があったことに
ついて、おおよその所、認めていただき、検討をしていただけるこ
とになりました。

 こちらから対処法として申し入れたのは、

  ・訂正=誤りの部分を訂正し、他団体からも抗議
      声明が出されていることを記載する。

  ・削除=誤りの部分を訂正し、「都立大学等の動
      き」の箇所を全て削除する。

の二つです。大学管理本部の方からは、検討の結果について、来週
中にご連絡をいただけることになりました。

 最後になりましたが、今回の抗議声明にご署名をいただきました
みなさまに、改めて御礼申し上げます。今後ともご支援、ご協力賜
りますよう、よろしくお願い申し上げます。

      2003年12月8日  史学OB会事務局


───────────────────────────────
【2-3】自由法曹団東京支部支部長から文部科学大臣への公開質問状12/8
http://www5.ocn.ne.jp/~union-mu/jiyuhosodanshitsumonjo12.8.htm
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            質 問 状
                   2003年12月8日

 文部科学大臣殿
                    自由法曹団東京支部
                   支部長  松 井 繁 明
#(連絡先 略)

 いま、東京都立4大学の統廃合問題が社会的に注目されています。
これは、本年8月1日に、石原慎太郎東京都知事が、「新しい都立
の大学の構想について」(以下、「構想」という。)を突如公表し
たことに端を発しています。

 「構想」は、その手続において唐突かつ強権的であるのみならず、
その内容においても、大学人の協議を全く行わないままに、「都市
教養学部」や「エクステンションセンター」の設置を打ち出すなど
しており、これらのことが、大学関係者のみならず、受験生や父母、
高校などにも不安と混乱をもたらしています。

 教職員にとっては、今後の仕事のあり方、身分・雇用にかかわる
重大問題であります。また、都の「新しい大学の学部構成・入試概
要のお知らせ」には「※文部科学省への設置認可申請の結果等によ
り、記載内容が変更となる場合があります。」、「※学部・学科・
コースの名称は、いずれも仮称です。」との記載があり、受験生、
父母、高校などは、きわめて不安的・不確定な情報にもとづく進路
選択を余儀なくされているのです。

 そこで、新大学の認可を所管する貴殿に対し、下記の点を明らか
にすることを求めます。ご回答は2003年12月25日までに文
書でお願いします。

              記

第1 都の「新大学設立までの主なスケジュール」によると、「文
部科学省事前相談 書類提出11/26〜1/5」、「審査1/1
9」、「新大学設置認可申請(4月末)」、「新大学設置認可(7
月末)」、「新大学・法人設立(4月)」とされている。

 1 すでに、事前相談の書類は提出されているか。

 2 2004年1月19日が審査という日程に誤りはないか。

第2 現在、都立4大学では、新大学設置構想が現行大学の代表者
が参加できないままにすすめられ、かつ、教職員の雇用不安が生じ
ている。これらの事態は広く報道されているのですでに承知のこと
と思うが、このような不正常な状態での新大学認可はありうるのか、
あるいは認可にあたって何らかの指導をする意向があるか。

第3 第1に記載した新大学設立のスケジュールについて

 1 4月末申請、7月末認可という日程は、教員審査が省略され
る場合しかありえず、仮に教員審査を行えば、都のスケジュー
ルは成り立たないと考えるがどうか。

 2 今回の都立の新大学の場合は、教員審査が省略されると承知
してよいか。その法的根拠を併せて教示されたい。

第4 都大学管理本部「新大学の大学院設置時期及び現大学等の取
扱い、経過措置等について」(平成15年10月31日)によると、
「○都立新大学の新たなコンセプトに基づく大学院を平成18年度
に開設する。」、「○新大学における大学院教育・研究のあり方
(分野の設定、カリキュラムの組み立て方、教員組織等)を今後十
分に検討の上で、詳細な制度設計・再編成を行う。」、「○17年
度においては、暫定的に現都立4大学の大学院構成を新大学の大学
院として設置し、学生を募集する。」とされている。要するに、平
成17年度は、学部は新大学だが大学院は現行大学院ということに
なる。

 1 このような形態で認可することは可能か。可能とすれば、そ
の法的根拠は何か。

 2 同様の形で認可した前例があるか。

第5 地方独立行政法人法の付帯決議は、「公立大学法人の定款の
作成、総務大臣及び文部科学大臣等の認可に際しては、憲法が保障
する学問の自由と大学自治を侵すことのないよう、大学の自主性、
自律性が最大限発揮しうる仕組みとすること。」と明記している。

 ところが、新大学への統合・移行は、現行都立4大学の教授会・
評議会に諮られることもなく都の独断専行で進められている。本件
認可審査に際して、前記付帯決議に照らして、貴殿としては、学問
の自由と大学自治を守るため、いかなる措置をとる考えか。

                    以  上

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【2-4】都立大学「大学改革の現況と本学の取り組みについて」12/3
   説明会概況 #(総長発言の詳細な記録)
http://www5.ocn.ne.jp/~union-mu/sochosetsumeikai12.3.htm
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1 日 時:12月3日(水)4’ 時限(実時間は16:25〜18:21)
2 場 所:講堂大ホール
3 概 況:阿知波学生部長の司会で進められ、最初に総長が以下
の3点にわたって報告、その後、教養教育WG報告(丹治教養部長)
と大学院WG報告(中林都市科学研究科長)が配布資料に基づいて
あり、質疑(発言は延べ18人(学部学生7人、大学院生3人、教員7
人、職員1人))が行われました。なお、WG報告と質疑の内容に
ついては、紙面の都合で割愛させていただきます。(WG報告の資
料の一部を「手から手へ」第2244号に掲載します。)また、総長の
発言内容については、組合の責任でまとめさせていただきましたが、
正確を期して、当日の発言を総長が若干修正した部分があります。

(以下略)

───────────────────────────────
【2-5】都立大の危機 --- やさしいFAQ より:院生と管理本部の対話
管理本部「大学管理本部が保障します。」
院生 「管理本部が保障するのでは信用できません。」
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/~jok/kiki-p.html#kanri-1
───────────────────────────────

P-2 学生や院生がこの頃大学管理本部へ行っていろいろ意見を直接
聞いているようですが,どうやら管理本部は「都立大では総長と一
部の教員が学生に対しての説明責任をおこたっている」とか言って
いるようですが,本当にそうなんですか?

ポーカス博士

もちろん管理本部の言い逃れに過ぎない。12月3日の総長の説明会
でも明らかになったが,12月2日に管理本部に行った院生が同じ説
明を聞かされたそうじゃ。「都立大では総長と一部の教員が学生に
対しての説明責任をおこたっている」というが,総長をはじめとし
て教員も分かる範囲で学生には説明をしている。ようするに分から
ないことが多すぎるからよく分からない部分は説明できないという
のが事実なのじゃ。12月2日に管理本部にいった院生によると,次
のような会話があったそうじゃ(説明会でのメモによるので会話の
詳細に関しては不正確)。

院生:「22年度までは都立大学生・院生の身分を保障してくれると
いうのはいったい誰が保障してくれるのか?」

管理本部:「大学管理本部が保障します。」

院生:「管理本部が保障するのでは信用できません。」

管理本部:「なぜか?」

院生:「8月1日にそれまでとまったく違った案を出してきて,話を
引っくり返したではないか。」

管理本部:...絶句...

院生:「二度と今言っていることを引っくり返さないと確約して下
さい。」

管理本部:「私個人では何もできない。大学管理本部としてもそれ
はできない。」

そりゃあそうだ。
教学準備委員会でも,議事録を取らずに前回決まったことを平気で
引っくり返すのだから,確約なんてできるわけがない。今大学管理
本部で働いているお役人だって,6〜7月にあったように突然別の部
署へ移動させられてしまうかもしれないからな。


━ AcNet Letter 39 【3】━━━━━━━━━━ 2003.12.10 ━━━━━━

横浜市立大学を巡る動き

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【3-1】横浜市議会大学教育委員会(2003.12.1)傍聴記録
横浜市立大学教員組合
http://homepage3.nifty.com/ycukumiai/shiryo/k031201-1.pdf
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【3-2】「横浜市立大学の新たな大学像」に反対し小川学長の責任を問う声明
http://www2.big.or.jp/~yabuki/index-ycu.htm
PDF版: カメリア通信 No 9 2003.12.5
http://www5.big.or.jp/~s-yabuki/doc03/came-9.pdf
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平成15年11月28日

横浜市立大学名誉教授・教授等有志

 去る10月29日小川学長は、中田市長に対して「横浜市立大学の新
たな大学像」を提出した。この案は大学案の形を取っているものの、
その作成は教員7名、事務局員7名というごく少数の委員からなる
「横浜市立大学改革推進・プラン策定委員会幹事会」で秘密裏に行
われたものであり、大学の総意によるものではない。このことは、
改革推進・プラン策定委員会や評議会で多くの反対意見が出され紛
糾を重ねたことや、各教授会、あるいは、教員組合や教員有志の度
重なる意見表明から明白である。

 そもそも大学の将来という重要な事柄が、教授会の関与を排して
進められたこと自体学校教育法に抵触しかねないものであり、民主
主義の原則に反するものである。行政と大学との協調と緊張という
正しい関係が採れず、管理職職員とごく一部の教員によって非民主
的に作成された今回の案は、いずれ大学の解体につながるものであ
り、この案の作成過程と内容が「学問の自由」、「大学の自治」を
否定した悪例として全国に残ることを自覚しなければならない。

 この案の内容自身もあまりに問題が多いと言わざるを得ない。そ
もそも、この案の立脚している「プラクティカルなリベラルアーツ」
なる概念が不明確であり、むしろ、形容矛盾である。この案は、単
に「あり方懇」の答申を精査し具体化しただけであって、まったく
大学の主体性にかけるものである。 しかも、あり方懇答申の出発
点となった財政上の問題の解決につながるものとも、とうてい思わ
れない。その理由は、

1. 理学部を理工学府に改組することは、むしろ費用の増加につ
ながる。

2. 教員全員に任期をつけ、年俸制とすることは、人件費の大幅
な増加を意味する。

教員は、等価な報酬であれば、任期のない大学、研究費の保証され
る大学に転職するのは当然であるから、この大学像による大学では
通常を大幅に上回る給与を支給しなければならない。また、直接に
教員の待遇や年俸を決定するに耐えるような公正な評価を行うため
には、広い専門にわたる教員に対して複数の評価委員を委嘱する必
要が生じ、その費用は相当な額になる。 その一方で、わずかな出
費を押さえることにしかならない、

1. 一部を除いての博士課程の廃止

2. 教職課程などの廃止

3. 個人研究費の廃止

4. 研究所の廃止

などが謳われているが、これらは大学の魅力を大きく殺ぐものであ
り、市民の要望にも合致しない。大学の教育が研究を基盤としてい
ることを忘れては、魅力ある大学どころか、凡庸な大学にすらなり
えない。

 3学部を1学部に統合することも、学部間の垣根を低くすること
が目的であるとされているが、それは3学部のままでも十分可能な
ことであり、本来の狙いは別なところにあるのではないかと思われ
る。すなわち、大幅な縮小である。学生数や教員数の規模について、
触れられていないこの案では、この点も明らかにならず憶測を生む
ばかりである。また、そのカリキュラム・コース案は、理工系を
「IT」、「バイオ」、「ナノテク」とするとした点に見られるよう
に、近視眼的な実用主義教育であり、総合的な基礎教育と基礎研究
を軽視している。このように時代の流行のみを考慮したコース設定
は、それゆえにすぐに時代遅れとなり社会の要請に応えるものとも
ならない。基礎研究があってこそ応用研究が有り得ることは、「環
境ホルモン」の問題において市大自身が身を持って体験したことで
あった。

 長い歴史によって得られて来た「学問の自由」、「大学の自治」
は、変化の激しい現在の社会であっても、大学が大学であることの
根幹をなすものであることに変わりはない。もちろん、このことは
現在の大学の自治に問題がないことを意味するのではなく、問題解
決に向けた改革を進めることは当然である。しかし、「あり方懇」
座長の特異な考え方に基づいて、教員人事システムを専門家集団で
ある教授会から取り上げ、案の言う人事委員会にゆだねるようなこ
とは、別の大きな弊害を生む恐れが強い。すなわち、権力による大
学支配である。理事長と学長を分離することによって、市長が直接
理事長を任命し、その理事長が理事を任命し、その理事会で人事委
員を決定するということになると、現実の人事が政治的な要因で左
右されることさえ懸念される。 また,教員評価制度の項では
「「大学から求められた役割をきちんとはたしているか」という視
点が重要」とされているが,これは「学問の自由」を否定するもの
であり,大学が大学であり続けるために必要欠くべからざる「批判
的精神」を自ら放棄することを意味する。

これらの観点から、私たちは今回学長から市長に提出された「横浜
市立大学の新たな大学像」に強く反対する。

この案の作成責任者である小川学長は、まず教職員学生に対して、
そして市民に対して、この案によって本当に市民の求める「魅力あ
る大学」が創られることになるのか、納得できる説明をする義務が
ある。

くしくも、創立75周年を迎えたこの時期に、大学破壊とも言え
るような大学改革案を作成した小川学長は、その責任を明確にすべ
きものと考える。

横浜市立大学名誉教授・教授等有志

代表:名誉教授 伊豆利彦 教授 矢吹 晋

賛同者:(2003年12月9日現在)

名誉教授等 中川淑郎 石井安憲 吉川智教 平塚久裕 田中正司 宮崎忠克
相原 光 森 俊夫 多賀保志 内山守常 神田文人 佐藤経明 伊東昭雄
岩波洋造 山極 晃 秋枝茂夫 今井清一 中神祥臣 蟹澤成好 越智昇

教授等 吉岡直人 笹隈哲夫 一楽重雄 佐藤真彦 永岑三千輝 三谷邦明
松井道昭 川浦康至 市田良輔 石川幸志 山根徹也 桑江一洋 鈴木正夫
上杉 忍 倉持和雄 影山摩子弥 唐澤一友 加固理一郎 本宮一男
平 智之 今谷 明


━ AcNet Letter 38 【4】━━━━━━━━━━ 2003.12.10 ━━━━━━

立命館大で不戦のつどい、平和への誓い新たに(京都)(12/9)
読売教育メール
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/07a/20031209wm04.htm

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「太平洋戦争開戦の8日、立命館大国際平和ミュージアム(北区)
で戦没学生追悼の「わだつみ像」建立50年を記念して「 不戦の
つどい」が開かれた。学生や教職員のほか、1953年12月の
除幕式に立ち合った卒業生も参加、270人が平和へ の誓いを新
たにした。・・・・・・」

━ AcNet Letter 39 【5】━━━━━━━━━━ 2003.12.10 ━━━━━━

サマーワでの被曝問題
「「米国が隠すイラク戦争」のビデオとCDが勝手に広がるキャンペーン」 より
http://www.jcan.net/tanpoposya/iraq_cdvdo.htm

───────────────────────────────

「・・・・・「米国が隠すイラク戦争」の映像では、例え自国の兵
士であろうと、もはや『使い捨て』の論理の元に、政策が遂行され
ている姿が写し出されています。大量に使用された劣化ウラン弾に
より、激しく汚染されたイラクでは、多くのアメリカ兵も被曝によ
る死亡者の増大が報告されており、自衛隊の派遣予定地であるサマー
ワでは、激戦が行われ、大量の劣化ウランが使用された場所でもあ
ります。・・・・・」

#(千名もの同胞が何ヶ月にもわたって多量の放射線を浴びて帰還
することになることを見て見ぬふりをするような者に、日本を指導
する資格があるのだろうか。あるいは、軽装備のために予想される
悲劇が起きて「憲法9条を廃止せよ」の声が一気に高まることを期
しているのであろうか。)

━ AcNet Letter 39 【6】━━━━━━━━━━ 2003.12.10 ━━━

JANJAN 2003.12.9 あなたも行動できます!対イラク戦争
http://www.janjan.jp/government/0312/0312059125/1.php
#(要請先のアドレスリストなど)
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編集発行人:辻下 徹 admin@letter.ac-net.org
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