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新首都圏ネットワーク

2003年11月27日(木)「しんぶん赤旗」

国立大予算削減の動き
教授ら批判声明、「付帯決議」守れ

 国立大学に対する予算削減の動きに対し、東京大学の松井孝典教授、同佐藤勝彦教授、
ジャーナリストの桜井よしこ氏が二十六日、国立大学法人法の付帯決議を守るよう声明
を発表しました。
 今年、与党の賛成で成立した国立大学法人法は、大学関係者などからの反対や危ぐの
声を一定反映し、付帯決議が採択されました。付帯決議では、国立大学法人の予算につ
いて、運営交付金の算定基準・算定根拠を明確にして公表することや、教育研究の確実
な実施に必要な所要額の確保などを定めています。
 声明は「文部科学省は、国立大学に対する予算を毎年3%ずつ削減」しようとしており、
このことは「付帯決議に根幹から反するもの」と指摘しています。