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国大協 交付金の確保求める要望書提出 NHKニュース速報 国立大学が来年度から法人化されるのに伴い、国から受ける交付金が削減され る可能性が出てきたとして、国大協=国立大学協会は、交付金を削減しないよ う求める政府への要望書を河村文部科学大臣に提出しました。 国立大学は、来年四月から国の機関から切り離され独立した法人になります。 国大協によりますと、文部科学省と財務省の予算折衝の中で、これまで削減の 対象になっていなかった国からの交付金が法人化に伴って、他の独立行政法人 と同じように削減の対象になる可能性が出てきたということです。 このため国大協は、きょう開かれた総会で「教育と研究の拠点である国立大学 は他の独立行政法人とは異なり、予算面での支援は国の責務だ」として、今年 度と同じ規模の交付金を最低限確保することなどを求めた政府への要望書をま とめ、河村文部科学大臣に提出しました。 これについて、河村文部科学大臣は、総会のあと「国立大学の教育研究の質を 低下させず活性化させるための交付金のルールを作らなければならない。政府 全体の財政状況は厳しいが、少なくとも前年度を下回らないように交付金の確 保に努めたい」と述べました。 [2003-11-12-20:02] |