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研究者の“評判”を学外聴取、東大先端研が制度化へ


読売新聞ニュース速報

 東京大学先端科学技術研究センター(南谷崇センター長)は、研究者の業績を
 綿密に評価して給与に反映させるため、研究成果などの“評判”を学外の関係
 者から聞き取る専門職員制度を導入する方針を決めた。

 論文や特許の数といった量的な指標だけでは測れない、研究の「質」に対する
 評価を手厚くする狙い。国立大学が法人化される来春から導入する。

 国立大学は法人化されると、優秀な研究者には高い報酬を与えるといった柔軟
 な処遇が可能になる。ただ、画期的で最先端を走る研究ほど、論文の発表数と
 いった客観的な指標だけでは正当な評価が難しい。

 新たな専門職による「評判」調査は、こうした指標を補う役割で、評価対象者
 と同じ分野の研究者などに事情聴取し、センター長に報告する。

[2003-11-10-14:35]