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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事 2003年10月31日付

国立大法人評価委が初会合
 委員長に野依良治氏


 来春、法人化する国立大の教育研究や組織運営などを評価する国立大学法人
評価委員会の第1回総会が31日、東京都内で開かれ、委員長にノーベル化学
賞受賞者の野依良治・理化学研究所理事長を選んだ。

 河村建夫文部科学相は「委員会の評価が国立大学法人制度の鍵を握っている。
評価をしっかりやってもらいたい」と要請。野依委員長も「大学の特性を十二
分に留意し、的確で信頼性のある評価を目指さなければならない」と述べた。

 評価委は、文科相が各国立大ごとに策定する中期目標に則して6年後の実績
を評価。評価結果は各国立大の運営費交付金額に反映される仕組みになってい
る。当面は文科相が中期目標を策定するのに当たり、各大学が作成した原案を
検討し、意見を述べる。

 この日は、引き続き評価委の国立大学法人分科会の初会合も開かれ、分科会
長に椎貝博美・前山梨大学長を選んだ。