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新首都圏ネットワーク

非常勤講師の予算の削減

各位

  当方の大学では、10月9日の会議で、非常勤講師の予算が
削減されたので、教養科目のうち、語学などをのぞいた、いわゆる
人文・社会・自然科学などの科目については、原則として非常勤講師
を取りやめて欲しいという指示がでました(特に講師を維持したければ
要望を出す様にと言われましたが、これが受け入れられる望みは、
少なくとも理学部の委員が事務に電話で問い合わせた結果ほとんどない
ようです)。
  引き続いた10日の会議で、全国的に非常勤講師の予算(概算要求額)
が約3/4に減らす方向で指導があったとの報告がありました。
  同じ会議の場では、(国立)大学では本来専任の教員のみで教育活動を
行うべきなのであって、非常勤に頼っている現状がおかしいのだとする
コメント(これはどこから出たか不明ですが、大学の側から出たとは考え
づらい)が、予算削減の理由として付け加えられました。

  独法化されたら、種々の予算が使途については、自由度が増すかの
様に独法賛成論者が言っていた記憶があります(マスコミも同様の報道
をしたという記憶もあり)。しかし独法初年度にして、このように特定
の予算項目を削減してくるということは、以前の文部省による支配が更に
強化される方向を既に示しているようです。今後種々の歳入・歳出について
相当の干渉が予想されると考えます。

  各大学ではどのような状況でしょうか。

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  渡辺 勇一 Yuichi G. Watanabe

〒950-2181 新潟市五十嵐二の町 8050
新潟大学 理学部 生物学科
  HP; http://www.asahi-net.or.jp/~yp3y-wtnb/y
( 教育・研究・独立行政法人について)
         http://www.ac-net.org/home/watanabe-y/index.html
            (学生評価、独法授業など、少し重複するものもあり)
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