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山形大学職員組合は、本日開催された2003年度定期大会に於いて次の特別決議を全会 一致で採決致しましたので、ご紹介いたします。 山形大学職員組合書記長 品川敦紀 ******************************************** 特 別 決 議 行政による公立大学の一方的「改革」に反対する 国立大学の法人化や地方独立行政法人法の成立を機に、東京都、横浜市は、当該大学教職 員の意向を無視した形で、東京都立大学、横浜市立大学の廃止も含めた「改革」を強権的 に行おうとしている。 こうした行政による一方的「改革」は、憲法に保障された学問の自由と大学の自治を真っ 向から否定する行為であり、われわれ山形大学職員組合は、強く反対するものである。東 京都と横浜市当局に再考を求めたい。 特に、東京都の場合、現在の都立大学そのものを廃校した上での、教職員の選別採用によ る新大学の発足をもくろんでいると伝えられている。これは、まさしく多くの混乱を招い た国鉄の民営化と同様の手法であり、大学に働く教職員の雇用と権利を乱暴に踏みにじる 行為である。 こうした行政による乱暴な一方的「改革」を許すならば、これを悪しき前例として国立大 学法人の解体、民営化と教職員の選別採用といった事態を招き、戦後大学人が育ててきた 大学の自治、学問の自由が全面的に否定されかねない。 したがって、この動きは、国立大学もふくめた日本の大学全体にかけられた攻撃として看 過できないものである。強い反対の意思を表明するものである。 以上 決議する。 2003年10月11日 山形大学職員組合2003年度定期大会 |