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「世界最高水準」目標に 東大、学部進学も弾力化


共同通信ニュース速報

 東大(佐々木毅学長)は二日、来年四月の法人化に伴って策定さ
れる六年間の中期目標と中期計画の素案を公表した。
 素案は、基本的な目標を「世界最高水準の教育・研究を展開する
」とし、中期計画には教養課程から専門課程に進む道を大幅に弾力
化することも盛り込んだ。数値的な目標は「教育研究になじまない
」として見送った。
 中期目標は、最終的にはこの素案を基に文科相が国立大学法人評
価委員会の意見を聴いて来春までに策定する。
 素案は、教育面の目標を「豊かな未来を切りひらく見識と専門知
識、技術を備えた社会のリーダー的人材の育成を目指す」と設定し
た。
 専門課程への振り分けは現在、「文科一類」から主に法学部、「
理科三類」から医学部といった形で、入学時のコースが専門につな
がっているが、全科類から全学部に進学できるよう弾力化し、専門
分野選択の自由度を拡大する。
 研究面の目標は「先端研究の追求と学際的な連携を促進、国際的
な研究機関としてさらに発展する」とした。
(了)
[2003-10-02-16:09]