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京大新学長に尾池和夫副学長 


朝日新聞ニュース速報

 長尾真学長の任期満了に伴う京都大の学長選挙が26、27の両日あり、尾池
 和夫副学長(63)が24代目の学長に選ばれた。任期は12月16日から0
 8年9月末まで。来年4月の国立大の法人化後、初の学長となる。任期は通常
 4年だが、法人化に対応するため今回に限り、9カ月半延長される。

 学長選は、本庶佑(ほんじょ・たすく)医学部長との決選投票となった。

 尾池氏は63年に京大理学部を卒業し、88年から京大理学部教授(地震学)

 01年4月に副学長となり、朝鮮学校など外国人学校出身者の入学(受験)資
 格問題に取り組んだ。

 選挙後、記者会見した尾池氏は、法人化について「(国が)金を出すが口を出
 さないという制度ではない。自由度が減っていく」と批判的な考えを表明し、
 大学の自治を尊重する姿勢を示した。法人化後の学長は経営と教育・研究の両
 面で予算や人事上、大きな裁量権を握るが、「京大はだれかのリーダーシップ
 で動く大学ではない」と述べた。
[2003-09-27-21:11]