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充実した日々に晴れやか 退任の遠山敦子文科相


共同通信ニュース速報

 「走り来て、悔ゆることなく、秋の空」。内閣改造で退任が決ま
った遠山敦子文部科学相は二十二日、辞表取りまとめの臨時閣議後
の記者会見で、今の心境をこう披露し、目を真っ赤にしながら「充
実した日々で、大変晴れやかだ」と述べた。
 遠山氏は「教育改革を前進させた。また構造改革に伴って外側か
ら問題提起がされて対応をしていく時に、日本の未来にかかわるこ
とだと思って、自分の信念に基づいて対応した」と振り返った。
 一方で、国立大学法人法の国会審議で、自身の答弁で空転したこ
とに触れ「もう少しスマートにできた。質問がかなり罵詈(ばり)
雑言で、思う存分言った(ためだ)。でもあれは若さのせい」と述
べ、日ごろ、慎重な言い回しが多かったが、最後とあってか、思わ
ず本音が漏れた。
(了)
[2003-09-22-13:10]