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優れた教育に80件=大学支援プログラム−国立の採択率、私立の3倍・文科省


時事通信ニュース速報


 大学・短大の教育面での優れた取り組みに予算を重点配分する文部科学省の
 「特色ある大学教育支援プログラム」の対象に18日、初年度分として80件
 が決まり発表された。件数は私立大が約3分の1を占め最も多い。ただ、申請
 に対する採択率は国立大が私立大の約3倍で、大学院レベルの優れた研究を選
 定する「21世紀COE(卓越した研究拠点)プログラム」同様、国立優位の
 結果となった。

 募集テーマは、(1)総合的取り組み(2)教育課程の工夫(3)教育方法の工夫(4)学
 習・課外活動への支援(5)地域・社会との連携−の5つ。

 COEプログラムと異なり、申請できるのは原則として1大学につき1件で、
 628校が応募。このほか、複数の大学・短大による共同の取り組みとして3
 6件の申請があった。

 このうち、採択されたのは国立大23件、公立大6件、私立大26件、国立短
 大1件、公立短大1件、私立短大19件と、複数大学・短大共同申請の4件。
 採択率(共同申請分を除く)を見ると、申請時には件数が7割を超えた私立大
 が7.7%にとどまる一方、国立大は24・7%、公立大が13・0%と大き
 な差がついた。 

[時事通信社]
[2003-09-18-16:30]