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『毎日新聞』北海道版夕刊 2003年9月12日付 教員養成課程を札幌など3校集約−−北海道教育大が再編案 北海道教育大(村山紀昭学長)は12日、学内体制の再編案を発表した。教 員養成課程を札幌、旭川、釧路の3校に集約し、函館、岩見沢両校には教員免 許取得義務のない新課程を置く。昨年5月発表した再編の骨子に沿ったもので、 今後細部を詰め、独立行政法人化(来年4月)後の数年間で実施する。 再編案では、札幌校は総合的学習など新たな教育課題に対応し、旭川校は各 教科の学習指導、釧路校は環境、へき地教育を充実させる。3校は教員養成課 程のみとなる。一方、函館校には国際教養、情報文化などの教養分野、岩見沢 校には芸術、スポーツの新課程を集約させる。函館校では、小学校の教員免許 も取得できるようにする。「教育学部以外の学部設置も検討する」(村山学長) という。 全体の入学定員は現状を維持する。村山学長は「各校ごとの特色を出し、機 能を分担することで、多様な教育課題に応え、地域に貢献できる大学として発 展させたい」と語った。【笈田直樹】 |