トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

国立大学法人評価委員会令の制定に関するパブリックコメント

各位

東北大学の小田中です。表記の件について、〆切が17日と迫っていることもあり、
とりあえず思いついたことだけを以下のようにまとめ、文部科学省に提出しました。

9/8 小田中直樹(東北大学・経済)

-------------コメントここから----------------
[1]2004年4月に発足する国立大学法人にとって「業務の実績に関する評価」はき
わめて重要な問題である。このような問題について意見を求める手続きを採られ
たことに対して敬意を表したい。
[2]「委員は、大学又は大学共同利用機関に関し学識経験のある者のうちから、
文部科学大臣が任命すること等とすること」とあるが、選考基準を明記するべき
である。
[3]「委員会及び分科会における議決その他の議事について定めること」とあるが、
ここで言う「議決」がきわめて重要な意味を持つことからして、「議決」が公正にな
されるよう制度設計するべきである。
[4] 大学から「意見の申立があったときは、総務省の政策評価・独立行政法人評
価委員会に対して評価結果とともに、当該意見も併せて通知し公表するものとす
ること」とあるが、「当該意見」の取り扱われ方について明示するべきである。
[5]「別途、文部科学省令において、評価結果の確定プロセスにおける国立大学
法人からの意見申立の機会について規定する予定」とあるが、「業務の実績に
関する評価」において異議申立の手続きはきわめて重要であることに鑑み、当
該「文部科学省令」の制定に際しても意見聴取の手続きを採るべきである。
[6]「議事の手続等国立大学法人評価委員会の運営に関し必要な事項は、委員
長が委員会に諮って定めることとすること」とあるが、一切の「議事」を公開する
よう定めるべきである。